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夜間中学その日その日 (236):   守口夜間中学  白井善吾

夜間中学の新聞記事の値段!!?
「守口夜間中学のことが新聞に大きく出ていましたね。大きな写真も2枚もあり、交流の様子がよく分かる記事ですね」。夜間中学にかかってくる電話で、このように感想を語られた人が何人かあった。


その新聞記事というのは、『アフガンやパキスタンから大阪の夜間中学視察 暗くても学ぶ喜び』『戦争が奪った知る機会 識字教育充実の一助に』との毎日新聞夕刊(2012年3月28日)の2面に掲載された記事だ。
新学期の授業の中でこのことを伝えると、「クラス全員の写真が載っているので、担任の先生がその日の新聞を用意してくださってた」「兄弟にもこの新聞を見せてやりました」「私たちが夜間中学でやっていることが多くの人に伝わるといいですね」 、夜間中学生は笑顔でこのように語った。
理科の時間、原発報道を各新聞はどのようにおこなっているか、物差しを使って、記事の面積を測った。分担しておこなった集計結果を報告し、意見発表をおこなった。
(全体ページ数・原発関連記事(%)・広告(%)の順)
毎日新聞   26頁 ・ 13.9% ・ 37.5%
朝日新聞   36頁 ・ 12.6% ・ 49.8%
讀賣新聞   40頁 ・  7.3% ・ 52.8%
   産経新聞   24頁 ・  6.1% ・ 30.1%
   日経新聞   32頁 ・  4.7% ・ 42.4%
この学習の中で、「夜間中学の新聞広告を出せばいったいいくらかかるんでしょう?」。ある夜間中学生の質問で、学習は思わぬ展開になった。
新聞社のホームページにアクセスして、次のような情報を得た。新学期になった次の時間、『社会面、1段・幅1cmで28000円』だと伝えた。そして2012.3.28付けの記事はいくらの値段になるのか?を考えることにした。記事は、縦34cm 横 30cm、面積は1020平方cmになる。
まず「100g 250円の豚肉を300g買いました。いくらですか?」を考えることにした。「750円です」 即座に答えが返ってきた。「コンピューターより早い」「私らお金には強いです」(笑い)「重さが3倍、値段も3倍になります」「比例ですね」。
では「縦3.4cm・横1cm、面積は3.4平方cmで28000円ですから、豚肉と同じように考えてみましょう」「私、ややこしい数字はできません」。「面積は何倍?」「上の3倍はどうしてでてきましたか?」「300÷100です」「そして、250円×3で出しました」「それと同じようにして、求めましょう」「1020÷3.4=300」「割り切れます。ちょうど300。300倍です」「28000円×300=8400000」「840万円です」「へーぇ。840万円もしますか」
「夕刊、朝刊、記事の場所、新聞の発行部数によって、値段は違うんでしょ」「それにしても、840万とは?」、どの顔も信じられないという顔。「記事が載るとお金をはらうんですか?」「そんなことありません。無料です」「夜間中学があることを知らない人たちに、いろいろな方法で知らせていく。このことは大切なことです」
「みなさんはどうして、夜間中学を知ったんですか?」「私は子どもが、夜間中学があることを、教えてくれた。そしてくることができました。その子どもは新聞で、守口夜間中学を知ったといっていました」「私は夜間中学のみなさんが、守口駅で配っていた、あのビラです」「私は市役所の新聞です」「ビラをもらわなかったら、いまも夜間中学に来ていません」。このように語る、話に頷きながら、夜間中学をどのように拡げるか、その重要性を再確認した。

[ 2012/05/04 07:57 ] 寄稿 | TB(-) | CM(-)


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