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映写室 「春、一番最初に降る雨」上映案内:犬塚芳美

   ―カザフスタンに生きる家族の物語―

中央アジアの国、カザフスタンを舞台にした映画が公開になる。

0906ジェルゲリ涙
©2011 STUDIO-D JAPAN, Inc.


<何処までも続く>草木の生えない土地(多分、これがステップと呼ばれる土地)、低い土だけの山並み、水道もガスも無い不便な土地にぽつねんと建った一軒の家。ここに暮すのは両親と二人の子供で、もう一人の住人はお祖母ちゃんかと思いきや、そうではないらしい。彼女が天に召されるあたりから物語が転がり始める。カザフスタンの方が見ても自然なように、この地の神秘的な風習が盛り込まれて、映っているもの全てが珍しい。

<作ったのは元カザフスタンの日本大使館員佐野伸寿さん>で、自ら脚本を書き、共同監督として現地の映画人エルラン・ヌルムハンベトフさんとタッグを組んだ。佐野監督以外は、すべて現地のスタッフ。エルランさんとは2008年の佐野監督の「ウイグルから来た少年」でもタッグを組んでいて、今回は心優しい父親役でも登場する。
<ソビエトの映画技術を受け継ぐ>カザフスタンは映画技術が高いそうで、力強いカメラワークも見所だ。雪解け水でうねりながら流れる川面、見渡す限り何もない大地。圧倒的な自然の前に、ちっぽけな存在でしかない人間。一家はそんな自然を傷つけることなく、自然と共生して暮している。だからこそ、この一家が待ちわびるのは、「春、一番最初に降る雨」なのだろう。これこそが命の元、土色の大地も、その雨で緑の大地へと変貌を遂げるのだろうか。

2127アイグリとアリシェル
©2011 STUDIO-D JAPAN, Inc.

<劇映画なのだけれど>、其処に流れているのは限りなくドキュメンタリー的匂い。突発的な出来事もストーリーに組み入れながら撮影したそうで、味わいも自然だと思ったら、プロの俳優さんは金髪の美少女一人だけなのだと言う。
カザフスタンと言っても、まだまだ私たちには馴染みが薄い。でも親日国だそうだ。ソビエト連邦の崩壊で誕生した国だけに、未だにソ連に抑留された日本人が住み、彼らの作ったインフラ等の技術の素晴らしさで、今もって信頼を得ているという。
<地区的にはアジアだけれど>、中東でもなく、ヨーロッパ的というか、そんな丁度中間地点の国だ。そんな神秘の国の、人情味溢れる人々の暮らしはまるで家族の原点のよう。砂漠やステップと言う日本人にはなじみの無い内陸型気候で、雄大な地球、母なる大地を感じさせられる力強い映像に旅情をそそられる。こんな作品を見ると、映画には色々な役目があるなあと思う。
佐野監督の愛してやまない国、カザフスタンの心を教えてくれる物語です。

この作品は、シアターセブンで上映
4月28日(土)~5月4日(金)12:45~
     制作秘話等のトーク有り。日程は劇場まで(06-4862-7733)


画像付きの記事はhttp://eiganotubo.blog31.fc2.com/blog-entry-337.html
[ 2012/04/27 05:56 ] 犬塚芳美 | TB(-) | CM(-)


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