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コラム風「私たちの日常は福島に支えられている」:南亭駄樂

 福井県・大飯原発の再稼働問題で政府判断のいい加減さが露呈されている。そして、この間にも福島第一原発の事故は進行しているのだ。その福島第一原発に入った玉川啓さん(双葉町在住)がfacebookにレポートを書いている。彼は言う。福島の原発事故は幸いにも軽かった。福島第一原発は最悪の事態になる可能性があったのだ。そして、原発はいまなお危険な状態にある。原発の暴走は現場の作業員によって抑えられている。そうでなければ、日本列島に住む私たちの日常はない。まさに、私たちは福島を支援しているのではなく、福島に支えられている。
福島現地の現実に立った思い、そして私たちの足下が依然として危ういという認識が求められている。

“異次元の世界”で事故を抑え、日本を支える人たち

 玉川さんは4月11日、福島第一原発の現場に入った。重要免震棟から骨組みだけになっている4号機、3号機を間近に見たという。放射線量の最高値は1,000μSv/h、すなわち1時間いるだけで1ミリシーベルトの放射線をあびるすさまじいレベルだ。玉川さんは「異次元の世界です」と表現している。
 そしてその異次元の世界で必死の覚悟で作業をしている人たちに思いを馳せている。
「最前線でこの事故を抑えていこうと尽力している方々がいること、当然のこととして仕事をしている方々がいることが、自身にとって大きな励みになりました」と。
 そして断言する。
 「間違いなく言えることは、現場の支えがなければ、東日本は吹っ飛んでいました。」

今回の事故で燃料自体が爆発し、燃料そのものが飛び散っていればどうなったか。もし、重要免震棟が半年前に完成していなければ、現地での対応は不可能だった。いずれにしてもそうなれば「間違いなく今の日本はない」とし、「幸いなことに最悪を免れることができたという、恐ろしい事実をもっと皆で共有すべきと感じます」と強調する。

仕事やライフスタイルをどう見直していくか

 「今でも千本近くの燃料棒がむき出しの燃料プールに残っており、格納容器よりも危険な存在です。これからもしっかり対応しなければ、紙一重であり続けるのです」
「むき出しの鉄骨を見て、改めて事態の深刻さを痛感しました。そして、その現場で体一つで作業している方々がいます。その中には被災者がいます。われわれ日本人はそういった方々に今この時も支えられているのです。」
「改めて福島を支援するということが誤解であることを実感しました。逆に福島の地で今を支えている、それによって日本が支えられているのです。」
 一言一言が胸に迫る。玉川さんの次の言葉をこれからもずっと、かみしめていこうと思う。
「外部支援者ではなく、当事者として自分自身が自分自身の仕事やライフスタイルをどう見直していくか、この原発に依存するエネルギーを消費する仕事やライフスタイルの在り方を、真剣に考えるしかないと感じます。」
[ 2012/04/20 23:59 ] 南亭駄樂 | TB(-) | CM(-)


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