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コラム「風」 なぜ急ぐ?大飯原発再稼働 三室勇

▼ネットの福井新聞記事をみると、4月5日の記事では「8日に枝野経産相が福井県を訪れ、再稼働要請」とあり、5日の記事は「6日に新安全基準を確実に達成するように保安院、関電に指示する」、11日の記事は「枝野氏13日に福井入り 大飯原発再稼働で要請」、13日の記事でやっと「枝野経産相を14日に福井県に派遣」となり、再稼働への焦りがこのバタバタぶりによく示されている。


▼14日の毎日記事「大飯再稼働:「原発ゼロ」に焦り 安全と必要、疑問符」では、この焦りの理由を上げている。泊原発3号機が5月5日に定期検査で停止すると「原発ゼロ」が実現する。これで賄えるではないかという世論が起こることを恐れ、①「原発ゼロ」実績をつくらせたくない。石油高騰で火力だけに頼ると電気代の値上げにつながり、製造業を中心に海外移転を促進してしまう②「産業の空洞化」への恐れがある。③東電の会長人事への影響も上げていた。再稼働しないとなりてがないらしい。

▼こうした理由以外にも原発立地自治体のなかには、カネが回らないため早く稼働してほしいといった動きに呼応したいこともあろう。「原発ゼロ」により、反原発運動を勢いづかせることを恐れることもあろう。もう1つ廃炉費用も頭にあるにちがいない。13日、保安院は美浜原発2号機を40年を超えて、さらに10年延長を容認した。これも20、30年とかかる膨大な廃炉費用の先送りといってよい。(マスコミ9条の会ブログ・水久保文明氏「原発再稼働を急ぐ理由」を参考)

▼先日、知人から仏独共同の国営放送局ARTE制作のドキュメンタリー「フクシマ―最悪事故の陰に潜む真実」を知らされ、見た。その前にもドイツZDF制作の「フクシマの嘘」も見ている。いずれもネット上に動画があり、みることができる。
ARTEの「フクシマ」では、ガンダーセンが福島第1原発3号機の爆発は水素爆発ではなく、核分裂反応が急速に進む即発臨界だと言っている。3号機はMOX燃料を使用している。プルトニウムが飛散していた。このことは科学雑誌「Nature」の2011年12月15号に平智之、鳩山由紀夫両衆議院議員連名の記事「原子力 福島第1原発を国有化せよ」でもふれている。

▼ARTEの「フクシマ」、ZDFの「フクシマ」、いずれも4号機の燃料プールの脆弱さが最も危険なものとしてあげている。そこには1331本の燃料棒はあり、建物、プールは再度大きな余震があった場合、崩壊する可能性すらある。そうした場合、東日本と西日本は分断される事態となり、100キロ圏どころではないデスゾーンを恒久的につくってしまいかねない。
にもかかわらず、それらに目をつむって、大飯再稼働を推進する政府・官僚たちとは、神風を願う、神威に頼る神官たちに私にはみえる。
[ 2012/04/14 07:47 ] 三室勇 | TB(-) | CM(-)


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