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星空を取り戻そう:片山通夫

 一年が過ぎた。広大な地域を汚染した福島の原発事故はなお収束は見られない。野田総理の「収束宣言」は「事故の収束」だと「踏み込んだ」ものだった。つまり、今より「悪くなりそうな事故」は起こらないという「希望的観測」だと読んだ。そして「原発再稼働」への道筋の一環だという印象を筆者は持った。



 最近の報道で、東京電力をはじめ、電力各社は極端に収支が悪化しているということを知った。たとえば「関西電力は(1月)31日、2011年4~12月期連結決算で純損益が1181億円の赤字(前年同期は1077億円の黒字)になったと発表した。定期検査で停止中の原発の再稼働ができず、供給力確保のために稼働率を上げた火力発電の燃料費が膨らんだ。四半期決算の公表を始めた03年度以降、4~12月期としては最大の赤字幅」と共同通信が伝えた。
 
 我が国の原発は2基を残してすべて停止中だ。その2基も5月上旬までには停止するという。関西電力は言うに及ばず、高騰する燃料に悩まされる状況になりそうだ。こうなると「節電」と「原発再稼働」がセットで国民に要請されることになる。野田政権は「原発再稼働の判断」を地元に先立って「判断する」と先ごろ発表した。まさに「再稼働の道筋」をつけるためだという思惑が透けて見える。
 野田政権という、いや、政治に「国民の生命・財産」を委ねていいものなのか、ここはもう一度立ち止まって考える必要がある。経済の停滞、国際競争力の低下、国内産業の空洞化など様々な理由を挙げて「再稼働の道筋」をつけるつもりだと思われる。

 ある時、筆者の友人がこう言った。「星空を取り戻そうよ。よほどのところへ行かなければ星を見ることができないのは、おかしい」と。そういえば筆者が満天の星空を見たのはいつのことだったのだろう。記憶に残るのは、上九一色村、そして北海道の東端(道東)でのことだった。日ごろ空を見上げるという習性もなくなってしまっていたことに愕然とした。

 我が国はすでに「少子高齢化」の域に入っていることは、年金の支払い状況(予測)や国勢調査、出生率などのデータからも明白だ。経済成長を永遠に夢見る時代ではない。こじんまりとした、しかし平和な国作りのピジョンが、政府はもちろん、民間のシンクタンクなどから出てきてもよさそうな時だと思うのだが。

 「星空を取り戻す」ことは、人間が自然に生きるということにつながる。福島原発事故を教訓に、「星空を取り戻そう」ではないか。

最後になってしまった。今日3月11日は丁度あれから一年。被害にあわれた方々に改めてお見舞いを伝えるとともに、犠牲と鳴られた方々のご冥福を祈りたい。
[ 2012/03/11 13:13 ] 片山通夫 | TB(-) | CM(-)


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