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夜間中学その日その日 (228):   蟻通信編集委員会

大阪府教育委員会との話し合い
近畿夜間中学校生徒会連合会は2012年3月4日(日曜)、2011年度2回目の大阪府教育委員会との話し合いを行なった。天王寺夜間中学校の体育館に夜間中学生、教員あわせて159人が参加した。
話し合いに先立ち、就学援助、補食給食の復活を求め集めた45336筆の署名を手交した。受け取った府教委担当者は「署名に込められた、思いを重く受け止め、持ち帰りたい」と発言した。


11人の夜間中学生が意見発表を行い、府教委担当者に考えを質した。「居住市に就学援助は6年だと言ったのは誰ですか?」「補食給食がなくなり、夜間中学生同士の活気ある雰囲気がなくなった」「安心して学べる夜間中学でなくなった」「2013年から昼の学校では完全給食が始まる。夜間中学はどうなるのか?」「これから夜間中学で学ぶ人たちにとって、就学援助、・補食給食は絶対必要です」「義務教育に行く年齢の頃、生きていくため、家族の犠牲となって、中学校には通えなかった。この年になって、永年の夢であった夜間中学に入学し学んでいる。就学援助、補食給食はカットとなった。法の下に平等であると謳う憲法の大原則を逸脱し、弱い立場の人をいじめている」「夜間学級の中に、しょうがいを持った人が安心して学べる、支援学級をつくることについて」など意見発表を行なった。
府教委担当者の答弁は前回の課題を丁寧に調べ、臨んだことがわかる回答であったが、夜間中学生の願いに応える、掘り下げが足りない発言であったことは残念である。
最長9年の学びであるのにもかかわらず、就学援助が6年になっていることを大阪府はどう考えますか?と質問しているのである。それには答えず、「(就学援助は)6年ですと府は言ったことはない」と応じている。
夜間中学の給食は同じ夜間に学ぶ、定時制高校の給食を参考に制度を立ち上げた。夜間中学の補食給食の負担を無くす一方、2009年、橋下知事(当時)1.4億を1.7億に増やし、完全給食の半額を府が負担している。それを「補食給食の財源を居住市に求めるか、どうかは設置市の判断だ」と完全に府として、責任放棄の姿勢だ。
2009年2月府議会で綛山教育長(当時)は「国と市町村が援助すべき就学援助制度を、学齢に限らず、夜間学級においても補食を含めた就学援助として要望してまいりたい」と答弁している。
その他の点でも、経過誤認がある。質すのは夜間中学の教員の役割だ。
生徒会副会長は次のように6点にわたって、話し合いのまとめをおこなった。① 就学援助に関する意見が一番多くあった。一つの学校内でも、住んでいる            市によって、就学援助が異なる。
② 堺市の授業仕分けでも夜間中学の補食給食は必要で継続するべきだとの結論であった。夜間中学生が住んでいる市町村が負担するやり方で補食給食が復活できないか、検討いただきたい。
③ 他府県からの夜間中学入学について、できないとのことですが、納得できません。
④ しょうがいしゃの夜間中学入学に当たって、教員の配置が一歩前進しますよう、期待しています。
⑤ 本名問題、とくに朝鮮語読み・中国語読みで名前を読むことが進みますよう、府教委はその役割を果たしていただきたい。
⑥ 国連識字10年の大阪府としてできることは取り組みながら、国へ働きかけを強めてください。
 このようにまとめ、夜間中学生徒会は団結し闘いを進めることを確認、この日の話し合いを終えた。
 このあと参加者は雨の中、天王寺駅の街頭に立ち、夜間中学生募集活動を行った。
[ 2012/03/10 15:48 ] 寄稿 | TB(-) | CM(-)


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