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夜間中学その日その日 (381)    蟻通信編集委員会

天王寺夜間中学同窓会臨時総会
大阪市立天王寺夜間中学で、同窓会臨時総会が開催された。2014年11月16日、午後1時過ぎ、校門をくぐり、直接会場にはいかず、階段をゆっくりとした足取りでのぼり、懐かしい校舎や講堂まで足をのばし、運動場の片隅にある「夜間中学生の像」の前でしばらく立ち止まり、眺めた後、もう一度階段を下り、本館の会場に入っていく一人の卒業生があった。


60人を超える参加者を得て、定刻午後2時、総会が始まった。「天王寺夜間中学を絶対に存続させるために私たちはどうしたらよいか」がこの日のテーマだ。
経過報告を受け参加者が意見交流をおこなった。同窓会長は「廃校になりそうだとの報道を受け、同窓会で色々ととりくみを行ってきたが、多くの同窓会員に経過を報告し、さらにどんなことができるかを考えるため、臨時同窓会を開催する」と会議の目的を話した。
経過報告では三つの問題点の報告があった。①国の耐震指標を0.04上回るだけで、老朽化が進めばすぐに取り壊されてしまうこと。②間もなく築60年になり、建て替えをしなければ、危険な校舎として使うことができなくなること。③大阪市の教育委員会は夜間中学生の人数が減っていることを理由に、夜間中学を減らすことを考えている。そうなると、古い校舎の天王寺夜間中学が一番に閉鎖される。
報告を受け、延べ38人の卒業生、在校生が発言を行った。いくつか紹介する。
「今年93歳になる19期生です。夜間中学に入って自分の名前3文字を漢字で書けるようになった。一番の宝だ」「広告の紙を切ってノートを作り、住所を書けるように繰り返し練習した」「天王寺ができた時入学した3期生だ。天王寺がどのようにして生まれ、育てる会がどんな活動をしてきたか、学んでいただきたい。歴史に学ぶことが大切だ。在学中、200枚以上の記録写真を撮り、ビデオを作って学校に預けている」「近所に卒業証書をもらっているが、本当に学べていない人が2~3人いる。夜間中学で本当に勉強したいと言っている。入学させていただきたい」「法律がおかしいんやったら、その法律を変えたらええ。変えるのは、みんなの力や」「私は幸せな1枚のビラを手にして夜間中学に入学できた」「ビラ配りもよいが、私はポスターを見て夜間中学に来た」「校舎建て替えの要望書を大阪市に届け実現させるようとりくみを行っていく」「天王寺で学べたこと、有難くて、とても幸せだと思う。とりくみが難しくても、決して弱音は吐きたくない。髙野さんは一人で頑張って、夜間中学を創った。私たちは一人ではない。同窓会の仲間がいる」「団結を強く運動すれば、希望がわいてくる。これから来る人たちのために、夜間中学を守っていく」「夜間中学生や入学してくる人たちのために、先生にどんどんいっていくことが大切だ。私たちが強く団結してとりくんでいけば、先生たちは協力してくれるはずだ」。
在校生も参加し発言した。「就学援助、補食給食の補助を続けるよう署名活動を行っている。その時、夜間中学に入学しましょうと呼びかけているが、生徒を増やしていくことは、本当に難しい。しかし、私たちが頑張らないと道は開けない」。
この集会に参加するため、東京から参加した髙野雅夫さんが発言した「74歳になりました。2019年天王寺夜間中学は50年を迎えます。ノーベル平和賞に決まったマララさんは国連演説で『1人の子ども、1人の教師、1冊の本、そして1本のペン、それで世界を変えられます。教育こそがただ一つの解決策です』と言いました。『1人の夜間中学生、1人の教師、1冊の本、そして1本のペン‥』です。夜間中学生、卒業生が力を合わせ、50周年を迎えよう。私も頑張っていく」。
でてきた意見をまとめ、次の5点の行動を提起した。①夜間中学の必要性を訴えていく。②夜間中学生徒募集活動を強化する。③夜間中学のあゆみ、歴史をもっと学んでいく。④校舎建て替えの要望書を届ける。⑤同窓会・生徒会合同の会議を開いて取り組みを進める。そして天王寺夜間中学を支えるため、一丸となって運動することを確認した。
参加者は募集ビラを手にしてこの日の集会を終えた。


[ 2014/11/21 17:37 ] 夜間中学・白井 | TB(-) | CM(-)


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