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夜間中学その日その日 (377)    白井 善吾

2014年10月24日、夜間中学を扱った番組が夜のゴールデンタイムに放送された。「NHK関西熱視線」(総合テレビ 金曜日 午後 7:30~ 7:55 / (再) 月曜日 午前11:05~11:30)。大阪放送局制作の番組で、関西地域しか電波が飛ばない。この日のタイトルは「変わる夜間中学~“学びの場”は増やせるのか~」。

いま夜間中学に関して10年間の動きが1年に圧縮されたかのようなそんな感じがする大きな動きが起こっている。夜間中学生や関係者の地道な取り組みがつながりを生みだしたのだ。学齢時、義務教育を保障されなかった人たちに義務教育を保障する場として歴史を重ねてきた夜間中学である。ここにきて、新たに日本に住むようになった外国人、不登校の子どもたちの学びの場としてさらに、実質的に義務教育を保障されなかった人たち(形式卒業者)の学びの場所として、国会内に超党派の夜間中学等義務教育拡充議員連盟発足し、夜間中学現場を視察するなど、動きが進み、文科省も検討を始めているようだ。
TBSラジオは夜間中学を全国に広めるための取り組み(2014.07.12)。毎日新聞は社説で「夜間中学 まず「1県1校」実現を」を掲載した(2014.10.07)。そしてNHKテレビの放送である。
NHKは番組案内で次のように紹介している。「戦後の混乱や貧困などで、義務教育を受けられなかった人たちのために作られた『夜間中学』。今年夏、国が全国の夜間中学の数を増やすことを検討し始め、その役割は大きく見直されている。結婚を機に日本にやってきた外国人や、不登校の子どもたちの受け皿として期待が高まっているのだ。最近では、複雑な家庭事情から小学校も卒業できなかった10代の若者が学びにきている。大きく様変わりする夜間中学。その現場を見つめる」。
関東と守口の夜間中学現場を取材し、新たに日本で生活するようになった外国人や不登校の子どもが夜間中学で学ぶ姿、夜間中学生同士が支え合う姿、不登校の子どもの居場所として教員の取り組みを紹介し、見城慶和(元夜間中学教員)さんがスタジオでコメントをする内容で放送された。
限られた期間で、夜間中学を取材し、登場する人たちと人間関係を作りながら、夜間中学生一人一人異なった人生の中からどの方をどの内容でクローズアップするかを構想し、番組を編み上げていく。そんなことが伝わってくる組み立てであった。
夜間中学の場が持っている力の中で夜間中学生同士が人間関係を作りながら、毎日の学びをしていること、その手立てを教員が取ながら教師集団が共有化を図り、夜間中学生同士の学びが深まり豊かな学びが生まれていることも再確認することができた。
限られた放送時間内に触れることは無理であることは承知をしているが、この続編をNHKにお願いをしたい。
夜間中学生は義務教育の保障を求めているのだが、夜間中学で展開されているのはそれだけではないことを扱ってほしい。夜間中学の多くは、教育行政が自ら開設しようとして生まれたのではなく、夜間中学生や卒業生の運動が教育行政を突き動かし、市民の運動によって開設された学びの場であること、「夜間中学が今あることの意義」「日本の教育全体に果たしている役割」「夜間中学生は義務教育の保障を求めているだけでなく、夜間中学生が今の教育に対し、主張と行動をしていること」「その矜持」‥‥。
こんなところに焦点を当てた、続編を期待したい。
10月27日(月)午前11:05から再放送がある。
[ 2014/10/26 22:02 ] 夜間中学・白井 | TB(-) | CM(-)


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