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夜間中学その日その日 (361)    蟻通信編集委員会

大阪府教育委員会との話し合い
2014年7月6日(日)、近畿夜間中学校生徒会連合会と大阪府教育委員会の話し合う会が東生野夜間中学で開催された。学習者が直接教育行政に意見を述べ学習条件や環境の改善を求める話し合いだ。

1989年この話し合いの申し入れに「学習者が行政に意見を述べる例はない」と府教委担当者はずいぶん抵抗した。夜間中学にはPTAはない。学習者の想いや考えを知って行政に生かしていくことは必要ではないのかとの石原忠一府会議員(当時)の仲介を受け入れ始まった。それから4半世紀が経過したことになる。
開会にあたり生徒会副会長は次のように挨拶を行った。「府教委の皆さんに理解いただきたい夜間中学生の想いを一人一人発表する。今年も就学援助・補食給食の府の支援を復活する署名活動に取り組むが、前回の署名手交から以後212筆の署名が届いた。それを本日手交する。知事に届けていただきたい」
この日出席した、府教委担当者は7人、「担当して8年目になる。もう何度出席したことになるか」「貴重な時間お集まりいただいて、皆さんの想いをもち返り、夜間中学のことを考えていきたい」「教師になったとき、研修で夜間中学を訪れ、大切なことを学んだそれを昼の子どもたちにどう伝えるか勉強さしていただいた。今日もみなさんの想いをしっかり受け止め、いかしていきたい」など挨拶があった。
11人の夜間中学生が発言した。「同じ夜間中学生だ。何事も平等でないといけない。住んでいる市によって、就学援助が出る期間が異なる。平等でない。普通に考えてもおかしい。府教委の先生方おかしいと思いませんか。同じ夜間中学生としてこんな不平等、認めることはできない」「敬老パスがなくなり、月2000円負担が増える」「就学援助が在籍期間でるようになった。学用品費も多少改善すると話し合いの中で市の教育委員会は答えてくれた」「補食給食の費用を就学援助の中に入れることはできないのか」「35歳のとき天王寺夜間中学があることを知った。40年後吹田市の広報で豊中の夜間中学に入学し3年目です。毎日1時間かけて自転車で通っている。80歳になった今、私には夜間中学の勉強は支えになっている。生徒数が減っていくのは大変不安だ。テレビ番組を作って夜間中学があることを知らせることはできないか」「12月の天王寺がなくなるかも知れないという報道は大阪市の間違いで、危機は免れたが、大変不安だ。校舎の耐震工事を行い、安心して学べるよう大阪市に働きかけをしてほしい」「かつて夜間中学の募集要項にあった、在住在勤の項目について調べているといわれたが、結果はどうなっているのか」。
担当者からの発言があった「府教委としてできないことがほとんどで、心苦しい」「文書は出せないが個別の相談があれば修業年限について相談に応じる」「いま府が持っているテレビ番組はない。前にお話しいただいた入国管理局に夜間中学のポスターを張ることについてできると返事をいただいたので、ポスターを郵送した」「補食給食のある学校とない学校、不平等感はあるがH20年の府の会議で補助廃止と整理された。設置市で続けるようお願いしていく」「市バスのこと、天王寺のこと8月の担当者の会議で大阪市の考え方を確認する」。
夜間中学生の問いに木に竹を接ぐような担当者発言が多かった。これを受け、8人の夜間中学生が意見発表を述べた。
「補食給食は私たちの健康維持と交流の時間としてとても大切な時間だ」「私たちがつくった本の普及、市民団体の支援、そして自己負担で週3回の補食給食を続けている。府の負担があれば、再開すると市は言っている。どうしたら実現できるのか考えてほしい」「夜間中学は国が認めた学校だと答えがあり、安心した。それだったら同じ義務教育として昼と同じ扱いをしないのか」。
 府教委の発言の中で何点か気になることがあった。
① 「校舎が古い、生徒数が減る、いい環境で学ぶためにということが他の(設置)市からも出てくる可能性がある。それが生徒のためになるのか、充実のためになるのか」と天王寺の説明の後このように述べた。
② 補食給食の意義を夜間中学生は「健康維持と交流の時間として重要だ」と主張に対し担当者は健康維持については一言も触れなかった。
③ 担当者は「同じ居住市であれば、どこの夜間中学に通っても就学援助は同じだ」と説明したが、夜間中学生の主張は「一つの夜間中学内で、就学援助の期間が6年のところと9年のところがある。不平等でないのか」との問いに対し、このように焦点を外して答えている。
④ 「今までの経過もあり」と「橋下知事の時に決まったことだから、これ以上)詰めていくことは難しい」との発言があったが、夜間中学生は「将来」のことを言っているのでなく、「今」の改善を求めている。
⑤ 多い人で15回、この語り合う会に参加した担当者もある。府内11校の夜間中学の視察に「府は(延べ)161人、府内27市から37人が参加した(2013年度)」と前回述べていたが、夜間中学生の問いかけに「こんな方法でどうか」という知恵や提案があってしかるべきだと思うし、夜間中学生は期待している。もう「聞かしてください」「持ち返ります」でないと考える。

副会長は「毎回同じ答えしかなかったがこれから入学してくる仲間のために一歩でも前に進むように、運動を続けていきましょう」と参加した150人の仲間に呼びかけまとめを行った。
[ 2014/07/15 19:39 ] 夜間中学・白井 | TB(-) | CM(-)


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