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「死んだNHK」:片山通夫

 衝撃的な事件が東京新宿という繁華街で、それも真っ昼間(日曜日の午後一時過ぎ)に起こった。自衛権抗議の焼身自殺事件である。この衝撃的なニュースが「皆様のNHK」はなぜか午後7時のニュースで一切触れなかった。


 世の中、NHKだけが報道機関なら、「放送しなかったら国民は知るよしもない」訳だ。しかしながら、報道機関はNHKだけではない。インターネットというツールもある。それに海外の新聞・放送も世界中でひしめき合っている時代だ。「情報を隠す」なんて事はおよそ無理な環境に我々は住んでいる。

 例えばドイツの・ハンデルスブラット紙の東京特派員が、電子版で「日本の新たな安全保障政策に対する焼身自殺」との見出しと、「日本の首相は第二次大戦後に定着した平和憲法という日本の安全保障政策の基軸を揺さぶっている:これが東京で悲劇的抗議を呼び起こした」との小見出しで詳しく報道していると言う。
(http://tkajimura.blogspot.jp/2014/06/nhknhkahk.html)

 一体に我が国の報道機関はこのニュースに関して及び腰であるように見える。あのベトナム戦争当時、ベトナムの僧が焼身自殺したときの伝えようと大きな違いがある。あの当時の南ベトナムの政府の弾圧のも関わらずである。

 無論焼身自殺なんて衝撃的な事件は起こらない方が良い。しかし、どこか片田舎の山中で起こった事件ならともかく、大都会のど真ん中で起こった事件を全く報じないNHKという組織は一体何なのかと疑問を持たざるを得ない。新しく就任したNHK会長が、就任会見時に「政府が右と言っているのに左と報じるわけには行かない」と言ったとか・・・。
 そしてその会長の立場を忖度した結果がこの「報道自己規制」につながったというのなら、「公共放送」の看板は速やかに下ろし、「政府広報」とでも名乗れば良い。

 その昔、旧ソ連時代に「プラウダ」というソ連共産党機関誌があった。世界で最も発行部数の多い新聞だったと記憶する。「プラウダ」はロシア語で「真実」という意味である。それで当時のアネクドート(ソ連時代の政治風刺小話)に「プラウダにプラウダ無し」というのがあった。「皆様のNHK」も「安倍政権のNHK」に成り下がった。

 先にも書いたように、今更NHKのニュースでしか世の中のことを知ることが出来ないのなら、NHKも「ニュースを取捨選択して」体制に利するような報道だけをすれば良い。しかしながら、いまや外国のニュースも含めて、インターネットでほとんど同時に知ることが出来る。地球の裏側で開催されているサッカーのワールドカップを例にとるまでもない。

 私たちはこの焼身自殺(幸い一命は取り留めたようだが)のニュースの例を見るまでもないが、NHKを当分の間、信用する事は危険だと肝に銘じておかねばならない。そして出来ればそれに変わる報道機関を充実させる必要があるのではないだろうか。
 むろんそれには相当のニュース源を持たなくてはならない。既存の報道機関からのニュースを「写しているだけ」では新たなニュースは生まれてこない。
 筆者の全くの思いつきだが「東京新聞」を中心とする地方紙と「しんぶん赤旗」を足したような報道機関は出来ないものだろうか。

 韓国KBSの気概もNHKの職員にはなさそうだ(註)。
残念ながらNHKは既に死んでしまった。

註:「韓国KBSとNHK」:片山通夫
[ 2014/07/08 10:31 ] 片山通夫 | TB(-) | CM(-)


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