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奈良おんな物語《37》「奈良のママが仕事をつくる会(ナラマーシカ)代表―井上京子」下:鄭容順

「活動の趣旨を報告した井上京子さん」
2014年1月31日に奈良県地方自治研究センターが発行した「自治研なら110号」、「地域社会を変えるソ―シャルビジネス」をテーマーにした研究冊子に、井上京子さんの「奈良のママが仕事を作る会(ナラマーシカ)の代表として文書が掲載された。


会合2-井上京子4

井上京子2

「先行する奈良のソーシャルビジネスと」の項目に『ママという経験を仕事に活かす―ママをスキルにする挑戦』について文書を寄稿した。文書を一読すると井上京子さんたちの活動が見えてくることから文書を紹介します。
「先行する奈良というソシャールジネスと」の項目に『ママという経験を仕事に活かす―ママをスキルにする挑戦』について文書を寄稿した。奈良という古への文化とそれを守る自治体に男性諸氏を振り向かせている活動に魅力がある。
一文です。
【奈良のママが仕事をつくる会は、「ママ・ライフ・バランス」をテーマーに「育児か仕事か」ではなく、「育児も仕事も」を叶えるために活動しています。2012年4月から本格活動し、2013年9月人格なき社団の届けを提出しました。会員資格は、「奈良近郊在住、在勤、在学のママ」です。全員主婦、全員子育て経験者であるという共通点を持ちながら、それぞれの専門分野で活躍してきたママたちが、「仕事」をつくり出すべく、チームを組んでさまざまな企画に取り組み、実現させてきました。今までの実績は、キッチンの商品開発、居酒屋メニュー開発、児童デイサービス施設デイスプレイ、フリーペーパー制作、セミナーの開催などです。
このように私たちは、スキルを持ち帰り、自分たちで、仕事をつくり出すことを目的として活動しています。
奈良県は専業主婦が全国で№1です。出産を機に仕事を辞める女性が多く、育児の精神的負担の大きさを訴える人が多いのも特徴です。(2009年奈良県少子化実態調査報告)。出産後、就業を継続できない要因は、いくつか考えられます。企業側に、子どもを持つ女性を受け入れる態勢が整備されていない、長時間労働の夫に家事育児を頼ることができず、負担が女性一人の肩にかかるなどです。「三食昼寝付き」などと揶揄される専業主婦ですが、楽しんでいる女性ばかりではないのです。
子どもの手が離れて、いざ社会復帰を目指しても、仕事のスキルは、退職後バージョンアップの機会がないため、評価されないことが多く、年齢の壁や、家族の生活時間に合わせた働きかたを余儀なくそれるなど、結局希望の職に就くことは困難です。雇用調整されやすく、専門性を問われない職場しか選べないのが現状なのです。
そこで考えました。待っていても環境は変わらないから、自分たちで働きやすい場と仕組みを作りだそう、と。仕事という手段で社会とつながることができれば、妻でも母でもない、自分でいられる時間ができます。社会に貢献することで、自己肯定感が促進され、育児の閉塞感を解消できれば一石二鳥です。ママが笑顔なら子どもも幸せなのではないでしょうか。
子連れで働くことができれば、子育てを楽しみたいという思いを叶えつつ、スキルアップもできます。同じ仕事を2・3人でシェアできれば、子どもの急病の時にも安心です。そして、育児の閉塞感を解消するためにも、在宅だけではなく、顔を合わせられる場所を設けることにこだわりたいと考えています。
2013年11月現在の会員数は約50名。奈良県の広域に居住する会員をつなぐツールは、facebookと顔を合わせてのミーテングです。
今までの活動の中で、課題も明らかになってきました。雇用関係がなく、自由参加が基本のため、会員の参加頻度や参加意思に温度差が生じることは避けられません。facebook 上でのコミュテケーションが主なので、会えばすぐに解決する話に時間がかかってしまうことも多々あります。
また専門のスキルを持つ人がいれば、その人を中心にプロジェクトを立上げ、どんな仕事も断らずに受けてきましたが、スキル不足を痛感することも多く、また、クライフントが希望する納期に合わせ、相当の無理をして仕事を仕上げるケースも出てしまいました。仕事と育児の両立をモットーにしていたはずが、正反対の事態を引き起こしてしまったのです。
その反省から初心に帰り、事業を絞ることにしました。私たちの強みは、ママ目線のアイデアや意見を持っていることです。さらに、一人一人が持つスキルと、ママ同士のネットワークがあります。その強みを生かしながら、数人でチームを組むスタイルで、ママ層にアプローチできる商品やサービスを開発、提供していこうと考えています。
現在進行中の事業は、黒塚古墳から出土した、三角縁神獣鏡(銅鏡)をモチーフにしたデザインのコースターの販売開拓です。ナラマーシカの独自開発商品の第1号として、10月末に完成したコースターは、パッケージにも工夫を凝らしました。女性や外国の観光客がターゲットです。この銅鏡デザインはコースターだけでなく、商品のラベルに使用するなどの方法で、奈良ならではの商品をシリーズ化できる道を検討中です。
もう1つの事業として、奈良県産の木材を使用した生活用品の開発準備も進めています。
今後の目標は、事業収益を上げること、そして、会員としての自由参加形態とワークシェアリングの仕組みを活用した雇用形態の、2本立ての仕組みを作っていくことです。場所(ナラマーシカハウスと呼んでいます)のイメージもできています。駅近で、駐車スペースが充分にあり、子連れで来やすい場所、例えば、廃園になった幼稚園の園舎を改善するなどして、事務所の他、コワ―キングスペース、カフェなどの運営をし、ママ同士がコラボして、仕事つくり出す場が提供できればと考えています。】

「筆者の言葉」
「奈良おんな物語」の取材を通して奈良の女性たちの変化を肌で感じるようになってきた。奈良県北部で活躍する女性たちも変化してきた。そして昔は山村といわれた奈良県中南部の中で活躍する女性たちも増えている。中南部のあたりまで取材すると女性の活動の時代の移り変わりをさらにも見ることができると考えているもののなかなか中南部まで足をのばすことができない。
しかし奈良市内で活動する女性たち、30代から40代、自分たちで子育てをして子連れで参加できる会を作ってていく。電子機器を使いこなす世代、インターネットで同感する人や意見交換したいと人がインターネットで繋がることができる。インターネットを通して情報が満載していることも鑑みて井上京子さんは子連れで参加できるママ友の集まりを呼びかけた。このアイデアと企画力と行動力のエネルギーに感動している。
奈良という地域は古来からの宝物が彷彿するほどある。史跡や神社仏閣と多く、これを守り後世に残していくのには手間暇と経済がないとできない。自然に経済力のある企業や商店街の店主に支援を呼びかけていく。男性が表にでての社会活動、女性は家に入る内の人で男性任せであり女性を寄せ付けなかった社会構造だった。
農家は家族が支えていることから女性の社会参加はなかなかできなかった。
かつて昔は女性は専業主婦が美徳とされた時代、ボランティア活動にしても奈良の町の独特の雰囲気、女性が外にでて活動することは社会批判の1つにもなった。そんな親の専業主婦を見てきた世代が井上京子さんたちである。これが今の社会事情にあっていなにいことに気が付いた井上京子さんの感性は奈良という土地柄と専業主婦をしてきた女性たちを見た反動がアイデアを生み出す機会になった。
筆者の時代は連絡することは電話か訪問するか郵便しかなかった。子どもが就学するとその伝達方法は電話連絡網だった。PTA活動では必ず電話連絡網を作成して上から、左からという順番で電話をして最後まで連絡したものだった。
今は携帯電話でそんな方法を使っているのだろうか。メールで1度に連絡できる方法にしはているのか。さてはスマートフオンの時代なのか。しかし使用していない人はどうなるのかと考えてもみたがこれも余計なことかもしれない。
時代が変わって会社勤務する夫とその家族、女性も子連れでも活動が可能であると身を持って社会にアピールしていた井上京子さんの行動力とそこに賛同する女性たちの視点と観点に時代の流れを感じている。今後はさらに大きく拡大していくと考えている。何かの事業開発につなげていくエネルギーに賞賛の拍手を送りたい。
ただ男性諸氏から見ると家電で女性たちの家事をいくばくか短縮させた。また教育水準の高い女性が結婚しても出産して「家庭を守って子育てをきちんとしてもらいたい」と半世紀前の男性諸氏の考えも脳裏にある人もいる。しかし能力のある女性は家庭に入らないで自分の才能と知恵を伸ばしてもらいたいという人もいるだろう。ただ主婦は家事が短縮されても家庭のことは24時間エンドレスにある。ここで男性たちが女性を理解して支援していくのか。その狭間は今も課題として問題提議されている。果たして出産後、社会にでて活動する環境はそう簡単なものではない。どう支援していくのか。今後も課題だろう。
女性たちの発言や意見は生活の中から生まれてきている。体験したことを大いに生かせることのできる奈良の活動の発信、さらに全国に波及することを願っている。

<写真説明>1、会員などが集まるところで代表の井上京子さんが話すところ。
2、「奈良のママが仕事を作る会の事務所で話す井上京子さんの横顔が素敵です。

[ 2014/05/03 05:00 ] 鄭容順 | TB(-) | CM(-)


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