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書評「本多立太郎 投書集 1976~2010」:片山通夫

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 本多立太郎さん(1914~2010)は戦争出前噺で世に知られている。自身の戦争体験を日本全国はおろか、中国にまでも出かけ、話し続けられた。その本多さんが生前、新聞や週刊金曜日などに投稿し続けられた投書集がこのほど「本多立太郞投書集を編む会」の編集で完成を見た。


 筆者も何度か本多さんと行動を共にした経験があったが、これほどの数の投書をされていたことは知らなかった。それも一貫して歯に衣を着せぬ意見ばかりである。テーマは多岐に渡る。しかし平和、護憲、反戦を貫いておられる。 筆者のつたない文章でこの著書を汚すよりも、冒頭に納められている1982年3月18日毎日新聞「読者の目」の「戦争と平和特集の冒頭に掲載された一文を紹介したい。

俺は闘う老人となる
 俺は老人(じじい)。やがて、もっと老人になる。ただ人の良い老人にだけはなりたくない。誰からも好かれ、いつもニコニコと、限りなく優しいだけの、そんな老人にはなりたくない。
 いざというとき、また、軍人が国を支配し、軍人に便乗する政治屋どもが国を支配し、孫が兵隊にとられるとき、おれはひょう変して、強い老人となる。闘う老人となる。
戦車の前に立ちふさがり寝転がり、キャタビラの下にもぐりこむ。不敵な老人となる。
「おれは老人、やがて、もっと老人になる。でも・・・」

 如何でしょう?
 東日本大震災で壊滅的なダメージを受けた福島第一原子力発電所の収束はおろか、原因も特定できないまま、再稼動を目指す安倍政権、解釈変更で集団自衛権を可としようとする安倍政権。特定秘密保護法などなど・・・。もし「今お元気だったら」と思うことしきりである。
 是非今読むべき一冊だと断言したい。


発行 本多立太郞投書集を編む会 定価1300円(税込)+送料164円(一冊)
お買い求めは 郵便為替 00950-0-202838 永野眞理子 あて
[ 2014/04/16 13:13 ] 片山通夫 | TB(-) | CM(-)


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