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奈良おんな物語《36》「万葉の花研究家・万葉花寧豊会主宰―片岡寧豊」上:鄭容順

―片岡寧豊さん(万葉の花研究家・万葉花寧豊主宰)を取材しました。話されたことをそのままに記述、資料なども盛り込んでの紹介です。片岡寧豊さんの語りと資料提供で文章に記述しています―

「プロフィール」
1944年1月生まれ。奈良県で生まれて奈良市で育つ。現在は薬師寺に近い西ノ京町に住み、古都の歳時と花に触れて奈良の地元はじめ日本そして世界にと活動している。19歳の時に華道・小原流迎田豊翅先生の門下生となり、現在も教室に通っている。万葉の花との出会いは子供の頃から親しんできた春日山や生駒山、佐保川などの地名と共に木や草花が万葉集に歌われていることを知り、生け花に利用する材料にも万葉植物が多くあることから、大変興味をもつようになった。30代になってから本格的に万葉の花の研究に取り組み、著書出版も多く手がけている。かつて長寿番組といわれた「真珠の小箱」(毎日放送)や「NHKおしゃれ工房」、「NHKラジオ深夜便」などでは連続出演している。とりわけ奈良県内にある万葉植物を紹介し、歌にも親しんでもらおうと、その熱い思いが伝わる番組になっている。


片岡ピクセル300に縮小

また、あこがれだった地歌筝曲演奏家・故、菊原初子先生(重要無形文化財保持者・人間国宝)に、ご指導を受ける機会があったが、いつもは、故、菊笠重代先生に師事。菊笠先生には大変お世話になり、フェステバルホールやサンケイホールでの演奏会に数多く出演させて頂いたことが印象深く思い出される。生田流筝曲と野川流三絃では菊片の名取りで、現在も指導・育成にあたっている。
プロフイールに紹介している記述は、万葉の花研究家、万葉花寧豊会主宰、小原流一級家元教授、小原流専門認定教授、家元賞連続受賞記録保持、年間優秀賞最多受賞,生田流筝曲・野川流三絃教授、奈良邦楽研究会主宰、フラワーアーティスト講師、毎日文化センター・朝日カルチャーセンター・近鉄文化サロンなどの講師。

「花との出会い」
自宅の庭で花を植えて愛でている母親の姿を見て育った。花の世話をしていた母親、亡くなるまで丹精込めて草木の鉢植えなどの世話をして楽しんでいた。実家は商いをしている。小さいスペースの庭だったが色とりどりの花を育てている母親は、生き生きとしていた。そんな姿を見て育った。いつのまにか花に興味を持ち観察をするようになっていた。季節の移り変わりを花からも感じられて楽しかった。珍しい花をみると目を凝らして観察していた。自然界で咲く花たちは、決して見あきることはない。隣の庭の花までも見ていた。
花を見て感動すると忙しく動き回る日々の暮らしの中でも心がやすらいだ。
冬になると枯れたススキにも美しさを感じ、感動している。冬から春に移行する季節感にも趣きがある。枯れススキも春に備えて根元のところで葉を出す準備をし、まさに生きている。身近な植物から色々なことを教えてもらい、励まされてきたように思う。

「華道・小原流奈良支部」
19歳で小原流迎田豊翅先生に師事、花が大好きで結婚する時の条件も「いけ花をする」ことだった。
19歳から習い始めて48年、小原流奈良支部研究会に出席して48年間の皆勤賞を昨年、奈良支部創立50周年記念式典の折に頂いた。
研究会は、習い始めの頃は1年間で4回行われ、その後6回になったのだが、決して休むことはなかった。クラス別に用意された花材を使い、1作品に完成させるが、生けた花に点数がつく。そして1年を通して一定基準以上の良い成績を収めた人に年間優秀賞が授与される。また、3年連続年間優秀賞を獲得した人には、さらに家元賞が贈られる。その両者共に48年間、連続して年間優秀賞も家元賞も全て受賞している。
本当に花が好きだと断言できそうだ。花を生けることが楽しくてならない。どんな花材を与えられても苦にならず花と会話をしながら生けていく。現在、1級家元教授という肩書き、初等科から学び休むことなく研究会に出席してきた。活動が拡大しても今なお研究会に出席し、他の何よりも優先して努力を重ねている。
このように、小原流のいけ花を長年続けられてきたのも、ひとえに家族や周りの人の多大な協力があったからこそ。そのお陰で、どうにか困難にもめげず、ひたすら大好きな花と関わって活動することができた。人の出会いの素晴らしさに感謝の日々を過ごしている。花が好きで万葉の花に触れて活動の範囲は拡大した。

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「お知らせ」

「奈良市民だより」2014年5月号を参照。
「みあとの達人に学ぶ」  講師 片岡寧豊 2回の講座。5月28日(水)と6月4日(水)13時~15時30分まで奈良市都跡(みあと)公民館主催
(お問合せ・申込み先 0742-34-5954)
内容:5月28日(水)は、隣接の田中家住宅で、昔の暮らしの道具等見学し、広間で講      演「万葉人の暮らしを探る」~古代稲と赤米・黒米の観察と試食会、その後、薬師寺の拝観と境内に咲く花を観る。(老春手帳ご持参)
6月4日(水)は、体験学習で万葉の花を器に生ける。作品は隣接の田中家民家に展示し、花に囲まれた中での講演会「万葉の花づくし」※生けた花と器は各自持ち帰る
「万葉の花」などについて多彩な講座を開催。多数のご参加を乞う。
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近鉄文化サロン奈良 講座のご案内
【万葉の花の世界へ】
講   師:万葉の花研究家・片岡寧豊
曜日・時間:第(3金)10時30分~12時
受 講 料:月1回 6カ月 12,600円+税
講座コード:15-1-151090 振替不可
お問合せ・お申込み≪受付時間≫ 
近鉄文化サロン奈良(電話0742―35―8161)
□内容□
万葉人が愛でた花を観察し、名の由来や特徴など植物の不思議を発見していただきます。万葉の花に心を託した思いを歌からも偲び、当時の人々の暮らしぶり、歴史や伝説などにも触れる楽しい講座です。講義だけでなく、現地へも出かけます。

5月・6月・9月は現地
4/18(金) 春の万葉歌と植物観察
5/16(金) 奈良県薬師研究センターで薬用植物特別見学
6/20(金) 新緑に包まれた長楽寺で紫陽花や楓を観察
7/25(金) 夏の一日花、植物観察と万葉歌
8/29(金) 万葉人の暮らしがわかる万葉歌と植物観察
9/19(金) 飛鳥の里、石舞台の彼岸花とナンバンギセル

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「<写真説明>1、万葉の花にちなんで史跡や神社仏閣での現地講座、また各センターの講座での講師も務める片岡寧豊さん。2、入江泰吉記念館・奈良市写真美術館の展示会「第13回万葉のいけ花展」(2013年)、奈良市写真美術館会場正面、エントラスホールの大作オブジェ・片岡寧豊さんのいけ花。1・2の写真は片岡寧豊さんの提供です。3、奈良市内のアトリエで取材、筆者が2014年1月31日に訪問して撮影した。文章や写真の転載はしないでください。


[ 2014/04/02 08:04 ] 鄭容順 | TB(-) | CM(-)


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