ジャーナリスト・ネット公式ウエブサイト

ジャーナリストの取材記事、論考などそ掲載するブログ
ジャーナリスト・ネット公式ウエブサイト TOP  >  スポンサー広告 >  夜間中学・白井 >  夜間中学その日その日 (344)   守口夜間中学 白井善吾

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

夜間中学その日その日 (344)   守口夜間中学 白井善吾

夜間中学のあゆみに見る「夜間中学の生命線」(3)
各夜間中学には夜間中学生が書きあげた文章を収録する文集がある。毎年1号ずつ発行されている。ともしび(天満)、わだち(天王寺)、雫(文の里)、まなびや(豊中)、はらから(天理)、わたのみ(八尾)、夜空(郁文)、かすが(春日)、まなび(守口)など、名前も多彩だ。


その中に光り輝く夜間中学生の主張がある。全国の公立。自主の夜間中学生の文章を収録して、『夜間中学生 -133人からのメッセージ-』全国夜間中学校研究会第51回大会実行委員会編(東方出版 2005年12月15日)を出版した。
 ここに入れることのできなかったが、一人の夜間中学生の文章を紹介する。

 夜間中学生となって1年
夜間中学、このありがたい学校がやっと公立校として開校できた。全国で義務教育を修了していない者が、現在140万人もいる。その中の一人が立ち上がり、また一人が立ち上がった。
過去30年の責任もとらずに、日本のおえら方は、いったい何に頭を使っているのだろう。昼間の疲れもいやせぬままに、生きていくための武器として必死になって、勉強しなければならない。私たちには、昼も夜もないいつも文字に縛られ、社会にしばられる。何も悪いこともしていないのに、人目をさけ、話し合う場をのがれたいしょうどうにかられる。私はひきょう者なのか、自分で自分を苦しめる、みじめな女でした。でも今では、勇気があり、同じような境がいに育った友達も出来、助け合い、なぐさめ合ってお互いに前進できる喜びが生まれた。
夜間中学にたずさわってくださる先生、どうか私たち,一人ひとりの生徒の生きざまを知り同じように戦ってください。そして義務教育未修了者の発掘に、全力をあげ、読み、書き、知ることを基礎に人間の歩んできた歴史を考えていただきたいです。
でもせっかく夜間中学に夢と、希望を求めて通学できるようになっても、先生によって、落ちこぼし授業を平気でやり、生徒の中には各教室を回りながら、自分にあった勉強をとひっしになっている者もいます。こんな事実もふまえて、夜間中学の先生として、サラリーマン化することは、絶対に許されない。
毎日通学できない生徒のためにも、昼間これる人には、それなりの時間帯に応じて、教えるべきで、夜の人には週1回でも、時間延長をすべきだと思う。昼の義務教育は平均6時間、夜間中学の場合は3時間、昼間の生徒と比較すると、あまりにも時間の差が大きいにもかかわらず、40分授業の3時間で3年間で義務教育を修了するということは、難問である。だから私は、夜間中学で昼間これる人、また夜に延長したい人に対しても時間の延長は、絶対に必要であると思う。
教師という者は義務教育を終えた生徒を社会に送り社会のはんえいと国家ならびに国民がよくなるために社会の変革も、やらなければならない。それが教師と生徒の共通点でもある。
この作文を一人でも多くの社会の人々が、目にふれることにより、夜間中学の生徒ならびに教師が、一つの問題にとりくむ日がくるに違いない。私は生徒の一人としてこの日がくるのを祈りたい。

「義務教育未修了者の発掘に、全力をあげ、読み、書き、知ることを基礎に人間の歩んできた歴史を考えていただきたいです」「落ちこぼし授業を平気でやり」「夜間中学の先生として、サラリーマン化すること」「昼間これる人には、それなりの時間帯に応じて、教えるべきで、夜の人には週1回でも、時間延長をすべきだ」‥

これら夜間中学生の主張をどう実現していくか?夜間中学生の主張を教員が請け負うのではなく、実現に向け共同作業を展開していくことが「生命線」だと考える。
肩を張らずとも、自然体で本音を出して語れること。校則による制約もなく、自由である。暗記はしなくてもよい。わからなければ、辞書で調べればよい。人のやっていることをまねしたらよい。ゆっくり時間をかける。成績の面から受ける劣等感がない。こんな夜間中学の常識を教育全体に普遍化できるそんな共同作業もまた夜間中学の生命線だと考えている。
[ 2014/03/06 09:46 ] 夜間中学・白井 | TB(-) | CM(-)


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。