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夜間中学その日その日 (341)   蟻通信編集委員会

第38回近畿夜間中学校生徒会連合作品展・生徒集会
2014年2月9日、市民交流センターひがしすみよし(大阪市東住吉区矢田)で連合作品展・生徒集会が開催された。今回初めて近畿18校、すべての夜間中学から作品が出展された。各校日頃の学習の中で生まれた作品が展示されている。美術、習字、手芸、作文、夜間中学生数の変遷をグラフにした数学。理科の野外学習の記録、朝鮮文化の学習、共同作品などだ。


前日、展示の準備をしていると、「今日は何がありますノン?」訪れた地域の人たちから質問を受けた。説明をすると、「いつまでありますか?」「宣伝しはりましたか?」と立て続けに質問が返ってきた。その日一日だけの展示であることを伝えるととても残念がられ、「もったいない」と言われたことが印象的だ。
10時からホールで生徒集会が開催された。
連合会会長自らが生徒体験発表をおこなった。「孫の入学式の帰り、夜間中学生徒募集のポスターを見て、夜間中学に入学した。面談でがっこうとひらがなで正しく書くことができない状態で私は学び始めた」「人前で、言いたいことも言えなかった私が今自分の考えを自分の言葉で言えるようになった」「学ぶことはすごいこと、字を書くことが、こんなにも人を変える。自分が変わり、純粋になれる。心も人の見方も。少女の眼にもなる」このように語ったあと、「たどり着いた天王寺夜間中学」「なくさないでください、守るために①休まず学校に通う。②仲間を増やすこと力を合わせがんばりましょう」と訴えた。
経過報告案を承認の後14人の夜間中学生が意見発表をおこなった。「学校で学ぶことで友達ができる」「学校へ来るまでは暗く、明るくなかった」「私の人生は67歳から始まった。明るくなった人生。入学者を大切に」「外国人生徒も生徒会の役員になって積極的に活動している」と学ぶ喜びと、夜間中学の役割を自分の言葉で語った。
「生徒が減ったら学校を減らす。これは許せない」と天王寺夜間中学を〝閉鎖する″とする大阪市教育委員会の発表について夜間中学生の意見発表も多かった。「2016年も使えることになったが、築60年を迎える、その時どうなるか心配だ」「恥も外聞も捨てて(大阪市教育委員会は)12月9日の発表を撤回した。職務怠慢としか言いようがない。『謝罪する』と言いながら、一方で市内4校の夜間中学を二つにするほうが生徒にとって良いとも言っている」
近畿夜間中学校連絡協議会の会長は「一人一人の力は弱いが、集まれば大きな力になる。天王寺の問題が起こったが、熱い思いが結集しいい方向に動いている」。「天王寺の校舎のこともすばやく反対運動の声をあげていただき、感謝申し上げたい」(天王寺校長)と述べたのに対し、来賓として出席した大阪市教育委員会の挨拶では天王寺の存続については全く触れなかった。「(教育委員会は)今日この席に来て話をするのが誠意ある態度ではないのか。これが世間の常識だ」と臨時の役員代表者会(2月2日)で夜間中学生は述べていたが、大阪市教委担当者は全く触れなかった。これが大阪市教育委員会の常識なのか?夜間中学生の意見発表をどのように受け止めたのか問いたい。
この日天王寺夜間中学の卒業生が参加、次のように訴えた。
「天王寺夜間中学は『学校に行きたい』『文字を学びたい』という多くの人が声をあげ、いろいろな人たちの運動があり、大阪で一番初めにできた夜間中学校です。そしてまだまだ夜間中学を必要としている人はたくさんいます。天王寺夜間中学校は絶対なくしてはいけない、守っていかなければいけないと私たちは強く思っています。私はしょうがいのため、義務教育を受けることができませんでした。学校に行きたい、勉強したいとずっと思ってきました。そしてやっと天王寺夜間中学にたどり着きました。今高校で勉強できているのは天王寺夜間中学のお蔭だと思っています。私は、天王寺夜間中学を守るにはどんなことができるかと考えました。もちろん私だけでは何もできません。同窓会役員の皆さんで考えたことは、まず、今起きている天王寺夜間中学の状況を同窓会会員の皆さんに知っていただき、先輩の方々とともに天王寺夜間中学をどんな形で守れるか、一緒に考え行動していきたいということでした。私たちは、夜間中学を守っていく義務があると思います」。力強い発言に会場から連帯の大きな拍手が起こった。
一匹の蟻も、力を合わせればゴジラを倒せる。夜間中学生の団結を強め取り組みを進めることを確認をしてこの日の集会を終えた。
 
[ 2014/02/19 23:09 ] 夜間中学・白井 | TB(-) | CM(-)


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