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夜間中学その日その日 (328)   守口夜間中学 白井善吾

鳥取県の高校生からの手紙
守口夜間中学を訪れ夜間中学の授業を体験し交流を行った人たちから感想が寄せられている。そこに共通するのは夜間中学という学習空間がこれまでに経験したことのない空間であり「生徒の皆さんが本当に楽しんでいる」と表現されている。

これが本来の学校であり、自分たちが忘れてしまっていたことに気付かされたとも書かれている。そして夜間中学の学びと自分たちの学びについて考えた文章もいくつかあった。紹介する。

鳥取県の高校生

 夜間中学を訪れ小学一年生の担任の先生を思い出した。として「小学一年生の時の担任の先生が韓国人の先生で『自分には2つの名前があります』と言われたときはよくわかりませんでしたが、この交流を通してそれを告げることにとても勇気が必要だったということを改めて感じました」
 ―夜間中学生の発表を聞いて、小学一年生時の先生の本名宣言にかけた想いに改めて思いを馳せた。このことを12年が過ぎる今、深く心にとめて絶えず反芻している高校生だと思う。このきっかけ、経験がこの高校生の将来を決定する大きな要因になっていくと考える。

 一番印象深く残った、僕が受けた理科の授業ですが実際に植物に触れることができて生徒の皆さんと一緒に観察することができました。これは僕の通っている高校ではあまりできない体験だったのでとても面白かったです。こうして植物を観察する時も僕の隣に座っておられた生徒さんが(観察する時に使う)ルーペを僕に真っ先に貸してくださり、こういうちょっとしたことに気づかってくださる生徒さんの優しさがとてもとても嬉しかったです。そしてこの授業での皆さんの「学びたい」という強い気持ちに少し圧倒されました。例えばプリントが1枚配布されたのですが、その取り組まれる姿勢からそう感じました。少し長い分を書かなければならない時でも何回か書き直さないといけない時でも、諦めず本当に集中して取り組んでおられました。(僕もその文章をいっしょに完成させることができて嬉しかったです)その他、授業中の積極的な発言等、僕も日頃の取り組みを見直すべきだなぁと考えさせられる場面がありました。最後に、僕はこの体験で得た気持ちを心にとめて生活していこうと思います。本当にありがとうございました。
―隣に座った夜間中学生の何気ないふるまいに感動し自分の日頃の姿勢を重ねて思いを馳せる、心の優しい方だと思う。夜間中学生が周りの人たちに与える影響は計り知れない。最後に書かれた「この体験で得た気持ちを心にとめて生活していこうと思います」の言葉に表れている。この例のように夜間中学の果たしている役割を行政担当者は受けとめ、積極的に施策に生かしていく役割があることを認識すべきだ。

 もう一つ印象に残ったことは日本国籍になっているのに日本語が話せない。かといって外国では日本人のくせにと差別されてしまうことがあるということです。その背景にある戦争は原爆だけでなく中国残留孤児等様々な社会問題を引き起こすのだと思いました。戦争は過去のことではなく現在までその影響を残すのだと思いました。
―夜間中学が今も存在する理由の一つに日本が起こした戦争であることに気が付き、夜間中学の取り組んでいる就学援助補食給食の復活を求める署名活動に協力するという言葉で文章を書かれていた。夜間中学の存在意義がここにも証明されている。

 高校生から届けられたこれら手紙を夜間中学生とともに読み、夜間中学の学びに厚みを加えていきたい。
[ 2013/12/17 00:22 ] 夜間中学・白井 | TB(-) | CM(-)


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