ジャーナリスト・ネット公式ウエブサイト

ジャーナリストの取材記事、論考などそ掲載するブログ
ジャーナリスト・ネット公式ウエブサイト TOP  >  スポンサー広告 >  川瀬俊治 >  東北を取材して 1 ;川瀬俊治

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

東北を取材して 1 ;川瀬俊治

東北を取材して津波で家族を失い一人残された遺族の話に、私の亡き人への追慕の甘さに衝撃をうけた。



予想だにしない自然災害が家族を襲い、さらになお海深くして行方知らない家族を追慕することは、悲しみを浮かべる姿を瞼に宿すことから始まらない。絶えず現在形であり、節目などない。

 カタストロフィはかたちを残された者にも与えない。人智では光明は見出されないゆえに、心は祈りに結実するのか。

 やがて三年をきざむ三•一一。宗教者が問われた三年であり、結実せざるをえない祈りと向き合えたのか。一人の仏教者に問うた。唯一の光明の所作は、かたちだけに終いがちの形骸化した堕落した仏教では、何の解ごうもないと。

 その方は即座に否定した。その瞬時の返答に、その方の三年の格闘と遺族から突き上げられた問いの深さに懊悩したすがたをみた。一度ならず二度おなじ問いを発したが、またもや瞬時に退けた。

 鷲田ー赤坂対談の本(講談社)を読んで宗教の重さを説いていたが(対談者は十分にその役割をはたしていないとの意見を述べていたが)、東北の一角で原初的出会いが生まれていることに気づいた。そうでないとやりきれない。
[ 2013/12/01 06:19 ] 川瀬俊治 | TB(-) | CM(-)


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。