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奈良おんな物語《33》「奈良町からくりおもちゃ館館長・安田真紀子」上:鄭容順

「プロフイル」
安田真紀子さん(47歳)は高松市の生まれ、高松第一高校を卒業して奈良県の奈良大学の文学部史学科に入学した。文学部史学科で日本近世史を専攻。ゼミは奈良大学の前学長鎌田道隆氏(現名誉教授)の指導を受けた。鎌田教授は、江戸時代のからくり玩具の復元研究や、江戸時代の庶民にもっとも親しまれた旅「お伊勢参り」の再現などの「実験歴史学」を提唱し学生たちと一緒に実践してきた。


安田真紀子様む

当時の文献や絵画資料をもとに、からくり玩具の復元研究を25年続けた。
鎌田研究室の学生たちが復元した、江戸時代の「からくりおもちゃ」は奈良市に寄贈され、2012年4月、「奈良町からくりおもちゃ館」で公開することで開館した。安田真紀子さんは「奈良町からくりおもちゃ館」の館長となって子どもたちや大人たちに江戸時代の手作りおもちゃの作りかたや動かしたなど指導している。1度、訪問して江戸時代のからくりおもちゃに触れると大人でも夢中になってしまう手作りおもちゃです。
1992年から活動している「ならまちわらべうたフエスタ」も続けており、現在は、「ならまちわらべうたフエスタ」の副実行委員長をしている。また、
奈良大学の非常勤講師として週2回、学生たちに「日本史史料実習」や近世資料の調査・解読方法などを指導している。講義は昔の歴史だが学生たちが興味をもつ仕掛け「からくりおもちゃ」の復元をゼミに取り入れる授業にこれこそ大学の講義の仕掛けに思えた筆者です。

奈良町からくりおもちゃ館の建物

なら町からくりおもちゃ館の地図

「奈良大学時代」
奈良大学2年の時、鎌田道隆教授の研究室をゼミの学習でよく利用していた。ここで鎌田道隆教授の指導で「江戸時代」のおもちゃを手がけることになった。ゼミの学生たちと一緒に復元、ゼミの学生たちは江戸時代の歴史を専攻していたので「古文書」の解読も学んでいた。
江戸時代の歴史を研究する学習指導、研究を手法にしてからくりおもちゃの再現、復元していくことで江戸時代の文化や資料も見えて実際に分っていく。復元は文献に書かれていることにそって再現してく。これも古文書が読めないと文献が理解できない。
復元は学生たちの「共同研究」として行なわれた。

「江戸時代のからくりおもちゃの復元」
例えば竹を曲げるのに曲げる角度、具合は技術です。こうした作りかたは文献資料もなく口伝えで見て教えて伝承されていった。江戸時代は識字教育ができていたが「からくりおもちゃ」に関しては文字にして残されていない部分も多い。
安田真紀子さんは「昔の人たちは手間を惜しまなくかけて作りました。仕事に手間を惜しまなかったのです。江戸時代、子どものおもちゃの売値は3文~5文程度です。今に換算すると70円から120円というところです。それでも手間を惜しまないで動きのあるおもちゃが作られたのは、賃金が売値の中に反映されていないから。今なら8掛けで売って利益を考えていきます。手間をかけているからくりおもちゃ、そこに愛情や思いやりがあったのです」と話す。
学生たちで「からくりおもちゃ」の復元を25年以上することで200点を再現した。
奈良大学の学生たちは鎌田道隆教授と一緒に復元した江戸時代のからくりおもちゃ、復元されても普段は資料室にしまわれて一般に公開される機会は少なかった。
手間、暇を惜しまなかった江戸時代の職人気質、今も才覚と技術は生かされている。職人の技は江戸時代から地道に育まれた。この技術が現在の機械工業で電気工業である。頭角を現した東芝の創業者がからくりにかかわっていた。この原点がからくりの仕掛けです。
<写真説明>1、2013年10月1日、安田真紀子さんの取材で訪問した奈良町からくりおもちゃ館で。元気はつらつの笑顔に子どもは癒されていく。2、奈良からくりおもちゃ館の入口の建物。3、奈良町からくりおもちゃ館の地図(奈良町からくりおもちゃ館のパンフレットから)
[ 2013/10/29 04:12 ] 鄭容順 | TB(-) | CM(-)


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