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夜間中学その日その日 (315)   拳通信編集委員会

守口夜間中学は開設40周年記念誌を編集中である。教員で分担し夜間中学書籍の解題を行っている。守口夜間中学などが出版した書籍を自らが解題するのだが、その出版後、夜間中学に勤務された教員が分担し、その解題をおこなった。

『不思議な力 夜間中学』  守口夜間中学編集委員会編  宇多出版企画
2004年11月30日発行
1973年に開設し、2003年に30周年を迎えた守口夜間中学。教員は日々、夜間中学生と向き合い、もがきながら取り組んでいる実践の現在の到達点を残しておくことは、重要なことではないかということで本書の発刊に至った。
 幼いころの経験、なぜ学校に行けなかったのか、なぜ学びたくても学べなかったのか、そして夜間中学と出会い、どう変わったのかということを夜間中学生が語っている。夜間中学へ来るようになり「性格が明るくなった」「自信が持てるようになった」など、文字や言葉を学ぶだけでなく、夜間中学には一人の人間を変える力があると口を揃えて言う。
また、昼の学校や教員の研修会など多くの交流を行っている様子が書かれており、参加した児童・生徒・教員においては皆、夜間中学生から改めて「学ぶ」ということを考える良い機会となっている。他にも、「髙野雅夫さんと語る」や、授業風景などの「教育実践記録」、夜間中学関連文献も収録されている。          (今村)

『夜間中学生 -133人からのメッセージ-』
全国夜間中学校研究会第51回大会実行委員会編   東方出版
2005年12月15日
 この一冊は全国の夜間中学生と識字学習者133人の人生と主張を綴った著である。133様の貴重なメッセージを、10の章に分けて構成されている。
人間は忘れることで救われている。辛いこと、悲しいことは、心の隅にどんどん押し込んで、足で踏んづけておいてある。ふたを開ければ、悔し涙が今でもしたたり落ちる。
 私は中国にあっては日本人、日本では中国人、私の安住の地はどこなのか、私は地球人。
 そして、学校に来て、目を開けているのに 今まで見えなかった字が見えるようになった。
夜間中学で取り戻した、文字とコトバで学ぶ喜びや苦しみ、社会への憤りを書き表わしている。
韓国の識字文解(ムネ)と夜間中学生徒会連合会の交流では、参加した夜間中学生が「元気・力・勇気をもらって帰ってきた」と述べているが、2008年からの生徒会の活動の原動力となったと考えている。
この本の最後には「夕間学級」のスタートからの夜間中学関連の年表もまとめられている。                       (加納)

 『守口夜間中学その学び ―第二集―』 守口夜間中学その学び編集委員会
自費出版 2007年10月1日発行
夜間中学という所はマイナスイメージであったり、本来とは違った学校という認識を持っている人も少なくはない。その原因の一つは夜間中学側にもあり、夜間中学生のコトバを継続して発信してこなかったことが挙げられる。この反省の上に立って、2005年に引き続き、実践記録集の発行に至った。
学齢時に義務教育を保障されなかった夜間中学生が獲得すべき学び、夜間中学が提供する学びは何か。集団討議を重ね行っている授業実践をまとめている。わかりやすく見やすい教材、身近で興味が沸く授業作りに、教員が日々、試行錯誤しながら取り組んでいる姿が記されており、日本語や理科、数学などの授業以外にも、昼の学校との交流で多くのものを得る児童生徒はもちろん夜間中学生の姿が描かれている。また、髙野雅夫さんからの公開質問に対して、教職員と生徒が一緒になって考え答えを出すということを通しても、様々な学びが行われている。
マニュアルがない夜間中学をどう守っていくか、「夜間中学の生命線」についても教職員の力量が試される場と記している。(今村)

[ 2013/09/28 15:52 ] 寄稿 | TB(-) | CM(-)


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