ジャーナリスト・ネット公式ウエブサイト

ジャーナリストの取材記事、論考などそ掲載するブログ
ジャーナリスト・ネット公式ウエブサイト TOP  >  スポンサー広告 >  川瀬俊治 >  韓米原子力協定はどうなっているのか 下 :川瀬俊治

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

韓米原子力協定はどうなっているのか 下 :川瀬俊治

 アメリカは韓国のパイプロセッシング に対しては部分的許容を、ウラン濃縮に対しては絶対不可という立場を取っている。たパイロプロセッシングが ‘再処理技術(核爆弾製造可能)’か ‘リサイクル技術(核爆弾製造不可能)’かの論争がある。

2007年までアメリカはこの技術をリサイクル技術で判断したが 2008年から再処理技術で判断しているといわれる 。2009年 12月のワシントン会議でこの技術に対する妥当性を研究 ・検討する方向で韓米が共同研究中だ。

 現在の計画とおりなら 2100年には 10万トンの使用後の核燃料を処理しなければならない。慶州の中間貯蔵施設が20倍必要とみる。これは用地選定の段階で地元の同意も含めて進むものではなく、政府では核燃料サイクル技術の開発は避けることができない選択とみている。

 韓国は 1991年 ‘非核化宣言’を通じてウラニュム濃縮施設を保有しないという立場を明らかにしてきたことでパイロプロセッシングが非軍事的低濃縮技術という点をアメリカに説得する方針。アメリカは容認する姿勢をみせていない。

 韓国側は73年協定締結時と状況が異なると主張している。73年締結時は原発が稼働していない時期であり、現在は23基が稼働する世界 5位の原発大国であり、情勢の違いをあげて、3つの目標を立てている。

1つは核燃料再処理権をもつこと、
2つは低レベルのウラン濃縮処置、
3つは原発輸出の強化

 アメリカは最初の2つの再処理、ウラン濃縮には強い拒否感をもっている。中央日報6月3日の報道によれば、政府高官は「創造的解決を模索せねばならない」とコメントしたという。どうかして隘路を切り開きたい考えだ。イ前大統領時代は改定では輸出問題に交渉の眼目がおかれたという(中央日報6月3日)。パク・クネ政権は韓米原子力協定改定を公約にあげている。

 ただ日本の六か所村の再処理の経過をみてもわかるが、経済的にあわないことはあきらかだ。韓国は核主権に関する世論調査の支持率が70パーセントあるという国民世論の背景をあげて、認められないことは反発がおき、韓米関係での負担になっている、という指摘もある。

 環境運動団体活動家にもこの改定問題を聞いたが、朝鮮半島の軍事的危機をあおるだけだと反対を示す発言をされた。脱核運動体では協定での核燃料再処理にはいうまでもなく反対している。
[ 2013/06/30 07:00 ] 川瀬俊治 | TB(-) | CM(-)


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。