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コラム風「旧来の経済力学を打ち破る、新しい社会力学のうねりを」:南亭駄樂

 毎週金曜日の官邸前包囲行動など脱原発デモへの参加者が少なくなったという声を聞いた。脱原発運動が下火になったという人もいる。本当にそうだろうか。今年の3月10日、全国各地で脱原発デモが繰り広げられたが、私の住居の近くの神奈川県大和市では同じ日に約300人のデモが初めて行われた。東京郊外の友人は数人でときどき散歩風の脱原発デモを始めた。これらの動きからしても、必ずしも脱原発を願う人々が減っているわけではない。むしろ、静かに、日常的な広がりを見せていると言ってもいいのではないか。私が住む町でもソーラークッキングのイベントが開かれた。私は、これらの動きが生活の中に浸透し、いつのまにか社会が変わっていたという夢を見ている。

 一体、社会はどのような力で変わりうるのだろうか。原発事故が起き、衆議院選挙があって原発を再稼働させようとする動きが頭をもたげている。経済団体の首脳は原発が必要だと公言する。電力会社をはじめとする経済界は原発事故後の脱原発の動きに取り囲まれながらも経済成長のためには原発の稼働が必要だという“信念”を捨てなかった。その意思はかなり強固であり、いまやアベノミクスという虚構によって雇用や景気浮揚を願う一般の人たちを巻き込もうとしている。これは旧来の経済力学というものであろう。世の中が変わるためには、この経済力学をひっくり返さなければならない。
しかし、これは容易なことではない。脱原発のうねりは確かな動きである。だが、この旧来の経済力学が強いために、ちょっと表面からひっこむと一時期のブームが過ぎたように取り扱われる。
ではどうすればいいのだろうか。諦めないことである。したたかに、しなやかに、自分たちの生活様式を変えていくのだ。私も2年前まで奈良の古民家に住み、どこに行くのも自転車をこぎ、エアコンも使わず、玄米や野菜中心の食事にする生活を実践してみた。それはけっこう楽しいことであり、やってみればできるんだ、と確認することができた。かといって、誰でもそういうことをしろ、というわけではない。実際私もいまは同じことはしていないが、人それぞれに楽しくできることがある、ということだ。そして、それを発信し、世界とつながっていくということが大事だと思う。
いまは情報社会であり、インターネットがある。一人の変化が多くの人の変化につながり、気がついたら経済界が抵抗できないほど社会が変わっていたというようにできないだろうか。
旧来の経済力学に対抗する新しい社会力学を底辺から作り上げる――大震災と原発事故が起き、自公政権ができ、流れが引き戻されているように見えるいま、それしかない、とも思う。
[ 2013/03/29 23:59 ] 南亭駄樂 | TB(-) | CM(-)


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