ジャーナリスト・ネット公式ウエブサイト

ジャーナリストの取材記事、論考などそ掲載するブログ
ジャーナリスト・ネット公式ウエブサイト TOP  >  スポンサー広告 >  三室勇 >  メディア・ウォッチング アメリカの無人機攻撃で死者4700人  三室勇

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

メディア・ウォッチング アメリカの無人機攻撃で死者4700人  三室勇

AFPBBニュース、2月21日電子版をみると、米上院議員リンゼー・グラム(共和党)が、情報ウェブサイト(Easley Patch)で、米無人機攻撃(drone strikes)により、これまで民間人を含めて4700人にのぼる死者を出している、と語ったと報じている。

このグラム上院議員は無人機攻撃を支持している人物だが、罪のない民間人も犠牲になっていることは憎むべきことだとしながらも、「それが戦争だ。アルカイダの主要幹部の殺害にも成功している」と語った。

谷本晴樹氏(尾崎行雄記念財団主任研究員)はBLOGOS「オバマ政権「暗殺の基準」の波紋」で、今月4日、米NBCニュースが司法省の公式文書(white paper)をスクープした話を書いている。この公式文書は、「外国にいる自国民を無人偵察機などで殺害する場合の法的正当性について述べたものだという。この殺害作戦の主要な設計者は次期CIA長官に指名されているジョン・ブレナン大統領補佐官である。

公式文書に書かれている「targeting killing標的基準」をみると、対象はテロ集団であり、1)アメリカに対して「差し迫った脅威」があること、2)ターゲットの身柄の確保が困難なこと、3)武力行使の適合基準に合っているとき、自国民であっても「標的基準」は許される、と書かれていた。

米国籍をもつイスラム聖職者でアルカイダの重要人物だったアンワル・アルアウラキは2011年9月にイエメンで無人機に積載されたミサイルで殺害されている。同様に米国籍を持つ雑誌記者サミル・カーンも殺害され、アルアウラキルの16歳の息子も殺害された。
アンワル・アルアウラキは起訴もされておらず、あとの2人は容疑もかかっていなかったという。

2月5日のThe New York Timesには無人機機攻撃による民間人の死者の話を書いている。今年1月、イエメンの田舎で21歳の大学生とその叔父が自動車で移動中に攻撃され死亡している。見知らぬヒッチハイクの男を乗せたため無人機攻撃を受けた。ヒッチハイクの男はアルカイダだったという。こうした例以外にも多くの民間人がその犠牲になっているようだ。NYTの記事によるとオバマ政権内部には攻撃目標のテロリストの極秘リストがある。

講談社サイトの現代ビジネスの2月21日に小林雅一氏が「無人航空機(Drone)は何故、人を攻撃するようになったか?」という興味深い記事を書いている。
[ 2013/02/22 18:00 ] 三室勇 | TB(-) | CM(-)


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。