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奈良おんな物語《25》「古民家の店―素人珈琲と雑貨『よつばカフエ』松本よしえ」上:鄭容順

松本よしえさん(38歳)は夫の松本吉高さん(38歳)と一緒に「素人珈琲と雑貨・よつばカフエ」(奈良市紀寺町954)を経営している仲良し夫妻です。奈良町界隈から少しはずれたところにあるこの店は学生たちや観光客などの口コミで広がりを見せている。



松本夫妻

学生たちや地元の人たちがゆっくりとお茶を飲んで手作りケーキを楽しんでいかれる。昭和の30年代の生活空間がそこにある。こじんまりした2階建ての古民家を利用したお店です。人と人が触れ合う優しい音が聞こえるようです。絹と木綿が重なってすれ違う。そんな感じのする松本夫妻のおだやかな人柄ときめ細かな気遣いにまた来たい店になっている。ランチメニューも手作り野菜を利用して工夫をしている。体にも優しさを与えている。

「プロフイル」
松本よしえさん(38歳)は1974年、大阪府藤井寺市で生まれている。
大阪府立高校を卒業してデザインとアートの総合大学、神戸芸術工科大学を卒業して会社勤めをしているときに友人と一緒にこの店に訪れた。友人が経営者と友達関係にあった。古民家の喫茶店に立寄ったときに経営者から喫茶店の閉店を知らされた。初めて訪問した店だが気にいった。さらに気に入ったのがカレー専門店、古い木造建築のカレーの匂いと空気に心がやすらいだ。
気にいっていた古民家の店、経営者が閉店するという。気に入っていたこの店を残したい思いが強くなって松本よしえさんが後を次いで喫茶店にすることにした。喫茶店を経営することで行政機関の経営認可も受け喫茶店経営のノウハウを学んだ。この時の松本よしえさんは独身だった。
「よつばカフエ」をオープンしたのは2002年5月です。昨年の5月に10周年を迎えた。

「よつばカフエの由来」
屋号「よつばカフエ」の由来について松本よしえさんは「奈良町のはずれにあります。なかなか見つけづらい場所にあるということに『よつばのクローバー』を店の屋号にしました。四葉のクローバーはたくさんクローバーが咲いているところにあるが三葉のクローバーが多く四葉のクローバーはなかなか探すことができない。四葉のクローバーを見つけた時のその瞬間、幸せな気持になるのです。『やっと見つけた。あった。クローバーの幸せの四葉』で見つけにくい店と日本家屋を使った店になじみのある日本語から選びました」と話す。
なるほど。そうですね。昭和時代の古き時代を知って魅かれる人の発想だなと筆者は屋号の由来に感心していた。
筆者も高校の中庭はクローバーが絨毯になっていてここで座ってクラスメイトと話しをしながら四葉のクローバーを探したものです。見つけると教科書に挟んで宝物にしていた。

本当は喫茶店よりも物品販売をしたかったがJR奈良駅、近鉄奈良駅から歩いて20分程度のところに店がある。奈良町界隈を歩いて南の端の一角にある。
鉄道の最寄駅から少し距離があることから喫茶店をして小物販売もすることになった。
店内は手作りのブローチや時計、猫の置物などの作品が並べられ喫茶を利用する人の目を楽しませている。最初は3・4人の手作り作家の協力を得ていたが今は多くの人の手作り作品が展示されている。
古民家に魅せられた松本よしえさん。すっかり奈良町のフアンになった。

「店内」
1階はカウンター席(3人程度が座れる)と2つのテーブル席、1階は雑貨や絵画、小物展示をされているので所狭しと置かれている。訪れた人に興味をそそるものがたくさん並べられいて見ているだけでも飽きない。
2階は12帖、6つのテーブル席で座敷になっている。2階の半分を使用してギヤラリー展示をすることが多いので広々とした空間です。2つのテーブルが窓際にあってなんとなく子どものころ過した家が思い出されるやすらかな場所です。

カウンター

店内

よつばカフエホームページ

「結婚」
古民家と小物作品に魅せられてよつばカフエに通っていたのが夫の松本吉高さん(38歳)、松本よしえさんと松本吉高さんと気心が通じて2008年に結婚、天理市出身の松本吉高さん。両親が天理市で農作業していることから店の定休日の火・水曜日は夫婦で天理市に行って農作業を手伝いお米や季節の野菜を頂いてきては喫茶店のメニューに使うことがある。新鮮な旬の野菜を食べることができる店です。しかし年中、メニユーに出す作物を栽培していないので近隣のスーパーで食材を購入して使っている。

「ギャラリー展示のきっかけ」
美術学校の教員が古民家の建物と温かい経営者の人柄と雰囲気に親しみを持って喫茶を利用していた。古民家の2階は何も利用していない。部屋が空いていた。
教員は「何も使っていないなら生徒の作品を展示させてもらいたい」という申し出があった。教員のアイデアで2階をギャラリー展示にすると今度は卒業生が絵画展示会を開いていく。こうして展示会のギャラリーが口コミで広がっていった。
松本夫妻は「奈良県内初め近郊の人たちの手作りを伝えたい。展示される作者は奈良が好きで古都奈良の文化にひかれている人が多く1人1人が奈良を慈しむ作品の数々です。また奈良県に住んでいる人たちの作品は奈良で培われた風土と生活感があるのです。こんなに素晴らしい作品は1人でも多くの人に見て頂きたい」と、2階をギャラリーとして開放している。
どちらかというと夫の松本吉高さんがギャラリーに展示される作品に魅せられて「ギャラリー展示」を1番楽しんでいる。
松本吉高さんは「1人1人が自分の手で作った作品、作った人たちの心が出ていて愛しくなってきます。毎回のギャラリーを楽しんでいます。個性に輝いた作品はどれを見ても人の温かさと作品の華やかさが伝わっています」と話している。
<写真説明>1「よつばカフエ」を経営する松本吉高さんとよしえさん夫妻です。2カウター席は椅子席になっている。3様々な手作りの小物が置かれていてつい長居してみたくなる。
[ 2013/01/29 07:00 ] 鄭容順 | TB(-) | CM(-)


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