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日曜新聞読書欄簡単レビュー:川瀬俊治

 恒例の日曜新聞読書欄簡単レビュー。毎日新聞で紹介された 日本科学技術ジャーナリスト会議『4つの「原発事故調」を比較・検証する 福島原発事故13のなぜ?』(水曜社,1600円)を取り上げる。

 

  設問形式で、以下13の質問がならぶ。

Q1.地震か津波か?なぜ直接的な原因が不明なのか?
Q2.ベントは、なぜ遅れたのか?
Q3.メルトダウンの真相は?なぜ発表は迷走したのか?
Q4.事故処理のリーダーは、なぜ決まらなかったのか?
Q5.東電の「全員撤退」があったか、なぜはっきりしないのか?
Q6.テレビ会議の映像に、なぜ音声がないのか?
Q7.なぜ「原子力ムラ」は温存されたのか?
Q8.なぜ個人の責任追及がないのか?
Q9.住民への情報伝達は、なぜ遅れたのか?
 +放射線被曝情報の誤解と混乱は、なぜ生じたか
Q10.なぜ核燃料サイクル問題の検証がないのか?
Q11.原子力規制への提言が報告書によって違うのは、なぜか?
Q12.なぜ4報告書がこのまま忘れ去られようとしているのか?
Q13.なぜ4報告書には「倫理」の視点が欠けているのか?

 私が買い求めて読んだのだが、一番読んで膝を叩いたのは、小出五郎さんが書いた Q12.なぜ4報告書がこのまま忘れ去られようとしているのか? だ。原発事故調 の提言は 具体化に 移されずに 棚上げ にされたまま。自民・公明政権になると、棚上げ の実現に 力を 注ぐとは反対の原発再稼動である。どうなっているのか。

 Q12.では 棚上げを 想定すべきだった と書いている。静岡の浜岡原発の再稼動を問う 住民投票原発否決の舞台裏がわかる。労組、中部電力、経済界 と圧力がかった姿がわかる。

 原発を50基以上も建設し原子力を推進した責任は誰も問われない。歴代政権の責任はないのか。ある。それが復活した新政権は「再稼動もありうる」と公言する。責任の 「せ」の字もでない。

 横山裕道さんが書いた Q8.なぜ個人の責任追及がないのか? で、責任の所在を明確にした報告書を と提言している。そのとおりだ。
[ 2013/01/13 22:47 ] 川瀬俊治 | TB(-) | CM(-)


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