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日曜新聞読書欄簡単レビュー:川瀬俊治

 恒例の日曜新聞読書欄簡単レビューだ。本日は日経の読書欄から。

ノベルト・リング、オラフ・シュトルベック『人はお金だけで動かない』(NTT出版)は、このタイトルをみて「当たり前じゃないか」と思うが、経済学では最近研究されてきたテーマだという。というのは合理性が経済原則だから、このテーマは経済学では敬遠されるからだ。神経経済学、行動ファイナンス、実験経済学などの最先端の成果を取り入れて迫る。賃金の下方修正、失業保険のあり方などを論じる。失業保険の長期の支給は失業者に仕事の選択の余地をとれることで有効だと解く。経済的合理性だけでは説明できない一例だ。評者は後藤康雄。

アーチ・ブラウン『共産主義の興亡』(中央公論社、8500円)。イギリス流のコモンセンスに貫くバランスのいい概括的解説。評者塩川伸明で、自分の関心を引くところから読むことを進めている。ソ連消滅は1991年説が多いが、ブラウンは89年にソ連は消えると説く。共産主義体制の終わりと、ソ連国家の消滅を一緒くたにしがちだが、峻別するその理由、根拠は本書で解説されている。対象とする領域は、ソ連、東欧諸国、中国は無論のこと、キューバ、ベトナム、北朝鮮、アフガニスタン、各国の共産党が政権とった共産主義運動まで包括的に述べている。 

[ 2012/10/28 21:35 ] 川瀬俊治 | TB(-) | CM(-)


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