ジャーナリスト・ネット公式ウエブサイト

ジャーナリストの取材記事、論考などそ掲載するブログ
ジャーナリスト・ネット公式ウエブサイト TOP  >  スポンサー広告 >  南亭駄樂 >  コラム風 “弱腰外交”とは「オスプレイ」と「原発ゼロ政策」のことではないのか:南亭駄樂

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

コラム風 “弱腰外交”とは「オスプレイ」と「原発ゼロ政策」のことではないのか:南亭駄樂

 9月28日に予定されていたオスプレイの沖縄配備が台風の影響で延期された。日本政府は、オスプレイの配備は事前協議の対象にはならず、配備を止めることはできないとしている。
 一方、つぎはぎだらけではあるものの曲がりなりにも“原発ゼロ”という目標を示した「2030年代原発ゼロ政策」であるが、アメリカ政府の意向を受けて閣議決定を見送り、野田首相は国際会議でも曖昧な表現に終始し、“ゼロ”とは決して口にしなかった。
 竹島や魚釣島の問題では居丈高に政府を非難し、“弱腰外交”と批判する自民党も、オスプレイと原発政策ではそうは言わない。だが、日本の主権を守るというのであれば、アメリカに対しても主張すべきではないのか。国民の意識を尊重することこそ、日本の政治家の取るべき態度であろう。

 オスプレイ問題では、仲井真弘多・沖縄県知事が「一番危険な住宅地にある基地に一番危険な飛行機を持ってくるなんてわけがわからない」というような発言をしていた。インターネットでは、9月26日から普天間基地前で無期限の配備阻止行動が呼びかけられていた。新聞には「沖縄独立が現実的になってきた」という意見も掲載されるようになっている。佐藤優氏は新聞に「政府は沖縄を甘く見てはいけない」として、過去にあった沖縄の抵抗運動を紹介した。
 オスプレイは日本全国で低空の飛行訓練をすることになっており、沖縄だけの問題ではない。日本政府や自民党、アメリカ政府は、中国との領土問題をからめてオスプレイ配備が必要だというだろうが、実際には沖縄の米軍は日本防衛ではなく、イラクやアフガニスタンなど米国の戦争のために活動している。オスプレイが長い距離を飛べるというならグァムからでも十分だろうが、日本の“思いやり予算”で厳しい財政を少しでも緩和したいということではないのか。だからハワイでは住民の抗議で訓練をやめても日本ではやめないのだろう。

 「2030年代原発ゼロ政策」に至っては、国内だけで決められることなのに、アメリカの意向を優先するとは、それこそ「わけがわからない」である。核燃料サイクルが破綻しているのだから、使用済み燃料を再処理したらプルトニウムが貯まるだけだ。アメリカ政府が核の拡散を心配しているというなら、むしろ原発を動かさないことだという主張がなぜできないのだろうか。アメリカでさえ、核のゴミの問題が解決されないと原発の新設はできないと言っているではないか。

 とにもかくにも情けない。自民党にも、民主党にも、維新の会にもこれらの問題に取り組む姿勢が見えない。不幸なことである。せめて、来たるべき衆議院・参議院の選挙では、少しでもこれらの問題にまじめに取り組む候補者個人の意見をしっかりとチェックして投票しようではないか。そのためには地元の候補者の意見を厳しく質していく必要があるだろう。
[ 2012/09/28 23:59 ] 南亭駄樂 | TB(-) | CM(-)


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。