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メデイアウオッチング―「大阪市の橋下市長はどこに」:鄭容順

「大阪都構想を掲げてどこに行くのか」
けっして大阪市民は諸手をあげて喜んでいない。
大阪は大阪で培われてきた伝統がある。生活文化や思考がある。
東京とは違うものが多くある。


「たこやき」「お好み焼き」「焼肉」「うどん」など大阪市民が生み出した物だ。
その土地、風土にあった食べ物が生まれて発達したのは大阪市民がその土地にあったものを生み出して発展させてきたのである。
それを東京と同じようにすることは土台からおかしいと思うのは筆者だけだろうか。

奈良県から見る大阪府・大阪市は商人の町です。
そこで培われた伝統文化は商人を中心にして生まれてきている。
船場を舞台にした小説も商人のあきどんの物語が多い。
井原西鶴の「世間胸算用」は大晦日を迎えた町の人たちの金銭上の総決算の日、その日に起こる人々の悲喜交々を描いたものです。
大阪の町だからかけた町人の大晦日の様子が書けている。
昔、江戸にもこんな物語をかけた人がいたかもしれない。
しかし大阪人気質が生んだ傑作の浮世草子と筆者は考えている。

大阪の伝統文化芸術の「文楽人形」を橋下市長は認めないとして支援金を中止するといった。
伝統文化の文楽人形、昨日、今日見て理解できる代物ではない。長い年月をかけて培われた伝統文化です。長い目で何年も見極めて理解できる。演技する人も長い年月をかけての修行を積んでいる。観客も長い年月をかけて見聞して理解して見極めていく。思い立ってすぐできるものではない。積み重ねての修行はそれなりに経費は嵩んでいく。伝統文化を守るための試練だが試練は必ず人の心を動かしていく。大阪市民なら理解できるようにして保存していくのが大阪市長の役目ではないだろうか。

橋下市長は幼少時と大学時代は東京で過した。
どこかに東京という郷愁があるのだろうか。
弁護士生活は大阪でした。放送関係やテレビタレント、評論家などとどうして人脈を作っていったのかわからない。しかしそこは運も左右して多くの人脈を築いた。テレビ出演に限界を感じたのだろうか。
大阪を変えよう。よくしょうという気持はあるがここを土台にして何をしょうとしているのか。その日、その日に変わる橋下市長の発言でなおさら理解できなくなった。大阪の顔でなくて東京永田町の顔になっている。

大阪府知事では自分の思うと通りに大阪府と大阪市を仕切ることができない。大阪府行政よりはるかに大きい財政の大阪市にあたふたする橋下知事は府行政の足かせになってきた。
ならば大阪市長になって自分が改革していく。大阪府知事を尻切れトンボにして大阪市長選挙に乗り出し当選した。
しかし大阪市に乗り込んだものの自分の願いは届かない。
国政に出て自分の思う大阪都構想の思惑にしていきたいと思っている。

奈良もホテル、旅館、土産物屋などが並ぶ商人の町です。
そこで男性たちの裏方をしてきた女性たちは日本の政治をよく見ている。
今年の1月のことだった。
橋下市長に就任されて間もないころだった。
商人そして家人として仕えてきた80歳代の高齢者婦人たちが5人集って大阪市長になった橋下新市長に対して評価の意見をしていた。
今も耳に残っている。
「橋下市長は総理大臣になりたいだけや。結局、大阪市長も途中でほっぽり出して国政にいかはるで」
この言葉が表面化してきた。
大阪のことをよく知らないからいざ入ってみると大阪丸の船の中はあまりにも部品が多すぎて何がなんだかわからない。大阪市をよく知らない橋下市長にすれば矛盾が多いと見た。それはそれで改革していくことはいいと拍手を送ったものの意図とすることと違い気持は国政に向いている。
部品1つ1つ解体して調査する時間もない。今、やりたいことだけがお尻に火がついている。支援金が中止されていく施設や団体、掘り下げて見るとそこには大阪だからできた施設がある。大阪の歴史をつぶして平坦な町、東京のような上滑りのする町にしていこうしていくのか。大阪で根付いた歴史を葬っていこうとしている。それはひどいと思うことは新聞を読んでいて何度も思うことがあった。
大阪都構想にするのには大阪人気質を理解して1つ1つ吟味していく必要がある。そんなことは面倒だ。なにもかも駄目だ。駄目だといってすべて蓋をしていこうとしている。
それにやっかいな国に絡むルールがあってできない。
ならば国政選挙にでていく。国政にでて大阪を変えていく腹積もりなのか。
新党「日本維新の会」を次期の衆議員議員選挙に向けて立ち上げた。

「また大阪市政も尻切れトンボで頓挫するのですか」
こうなったらもう橋下市長の人間性に疑問を持つ人が多くなるでしょう。
新党「日本維新の会」の立ち上げ前後、筆者はタクシーに乗る機会がよくあった。タクシーに乗ると世間話のついでに筆者は「大阪市長はいかがなものでしようか」とよく聞くようになった。
タクシー運転手は「小泉首相の時に規制緩和をしてタクシー会社が増えて町に流すタクシーが増えました。しかし不景気でタクシーを乗る客は減りました。私1人の給料で食べていけないので嫁が働いています。橋下市長はこんなタクシー業界を改善してくれると思っています。何か変えてくれると思って市長選挙に1票いれました」
「橋下さんが市長になれば大阪の経済がよくなると思っています」
「橋下市長が大阪市長になって何か変わると信じています」
タクシーの運転手は一様にして橋下市長の悪口をいわないのです。
ある日、ある運転手にいいました。
「タクシー業界は何か組合があって橋下市長との応援のからみがあるのですか」と聞くと、運転手はすっと黙り込んでしまったので筆者は話題を変えたことがあった。
そして近年、乗車するタクシーの運転手のほとんどが高年齢層です。
とうに定年退職をした人がハンドルを握っている。
こんなところにも何かあるのかなと思ってしまう。
浅学非才の筆者の戯言になったかもしれない。

橋下市長の尻切れトンボの政治構築、弁護士として今後、信用される人材になるのか。とにかくテレビ画面で暴れまくったところで手も足も出ない。
枠で括られた組織からはみ出せない。
だったら政治の世界で自分の構想を実現していこうとするが大阪府知事でも思うようになれない。それなら大阪市の器で暴れてみようとはみ出しての行動だが回りは誰も指導して教えている人はいないのか。若僧の人気にあやかる政治家が群がっているように思えてならない。
ただあおる人が多い。しかし利用できなくなったらみんな向こうに向いていく。
国政もそんな甘いものではない。
橋下市長の発想は豊かと見る人がまわりに多くおられるがそれは豊でなく無我夢中に突進して人の目を引き立ち言葉を発信している。
人生、そうなにもかも上手くいくものではない。
1度、立ち止まって大阪市政の任された任期を全うして国政に進出していくほうがずっと心ある行動と思っている。
こんなこと思うのは筆者だけだろうか。
大阪は東京にない文化がたくさんある。
何でも削っていくことが市政ではない。
どうして生かしていくのか。この方が大切な大阪です。

筆者は橋下市長と何度か対面している。
見た感じは頭脳明晰な普通の好青年です。
しかし、そこには燃えた瞳を見ている。エネルギーが発散している。いつか「天下を取る」という野心の目がぎらぎらしている。内に秘めた心意気はやはり国政進出に見えてくる。

[ 2012/09/18 06:00 ] 鄭容順 | TB(-) | CM(-)


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