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コラム「風」 強まる「ネット規制」に対抗するドイツの「海賊党」 三室勇

▼8月3日の参議院本会議で「偽造品の取引の防止に関する協定」締結の承認が217対9の賛成多数で可決された。

この協定がACTA(Anti-Counterfeiting Trade Agreement)と呼ばれるもので、実はネット規制も狙った国際協定であるため、EUはいったんは批准したが、wikileaksが秘密裏に交渉していた内容を流したことから、欧州市民は反対に立ち上がり、今年に入って280万人のデモが起こった。欧州議会は結局はこの国際協定を7月に否決してしまった。

▼日本では、文字通り模造品を取り締まることはよいことくらいの受け取り方で、参議院議員は共産党まですんなり賛成してしまった。衆議院の採決も今国会で行われるはずだが、一市民として、反対と宣言しておきたい。実はこの協定は日本発のものだった。それもアメリカから提案されて、日本が実行したといったことも、wikileaks情報で出てしまっている。

▼日本では、ネット規制が最も進んだ国、まさに先進国である。不正アクセス行為禁止法があり、著作権法一部改正による違法ダウンロード刑事罰化もすんなり通ってしまっている。ほとんどのネットユーザーは、すべて犯罪者として括れる法律を、為政者は手にしてしまったといえなくもない。こうした法律は恣意的に使われたら、戦前の治安維持法並に怖いことになる。

▼いまドイツで若者が中心になって、海賊(パイレーツ)党が政治の世界に登場し、大きな旋風を巻き起こしているという。昨年、ベルリン市議選で議席の1割、15人が当選し、話題を呼んだ。「インターネットに自由を」と主張して、ネット規制を進めようとしている政府・業界団体に立ちはだかる勢力となっている。

▼海賊党は、新しいかたちの住民参加型と民主主義を求めており、「液体民主主義」を唱えている。「直接民主主義と間接民主義の混合体」、4年に一度しか民意を反映しない現在の政治システムは機能していないと、新しいかたちを求めている。発祥はスウェーデンで、20ヵ国に海賊党運動は広がっているという。(東京新聞:海賊党の魅力とは)
こうした動きは、脱原発行動に参加する日本の若者たちの広がりをみても、かならず日本にも起こってくる。マンガ「ワンピース」が好まれる日本だから、なおさら。
[ 2012/08/11 04:00 ] 三室勇 | TB(-) | CM(-)


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