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「10月中には、安哲秀氏と一本化」/韓国大統領選の野党候補/韓国民主統合党議員、李洛淵氏に聞く(下):ジャーナリスト 波佐場 清

李洛淵議員
写真=李洛淵議員
■政権交代の大義
———党外の安哲秀氏を推すことに党内の反発はないのか?

「当然、抵抗や論争もあるだろうと思われてきたが、いまは、それを上回るぐらいに政権交代への執念のほうが強い。政党政治の在り方から考えると、私自身、疑問を持つ点もあるが、党内ではいつの間にか政権交代の大義のほうが常識になってしまっている」


   


————セヌリ党の候補は事実上、朴槿恵氏で決まったとの見方が支配的だ。政権奪回の見通しは?

「進歩陣営が候補を一本化すれば、必ず勝てる。自信を持ってそう言える」

————日韓間で、竹島や慰安婦の問題がまた噴き出している。現状をどう見ているか。

「日本側のやり方が荒っぽくなっている。たとえば、教科書の記述。独島(竹島)については、これまで北方領土とはちょっと違った扱いをしていた教科書もあったが、今はまったく同じようになってきている。さらに、ソウルのど真ん中にある慰安婦の少女像に、日本人が独島は日本の領土であると書いた杭を立てかけるといった行為は、韓国民には刺激的なものに映る」

■危うくなる?日韓関係
「韓日関係はこの先、危うくなるかもしれない。日本は政治の面で不安定な状態が続くだろうし、さらに悪化する可能性もある。やっと二大政党にたどり着いたと思ったら、また、多党化に逆戻りしそうだ。それも、昔のように自民党優位の多党化ではなく、(小政党が林立する)イタリアのようになる可能性がある。そうなると、ナショナリズムをあおる勢力が出てくる可能性もあると思う」

「一方で、韓国はだんだんと日本に対して自信を深め、劣等感はほとんどなくなってきている。経済の面ではサムスンがソニーを上回ったとか、大衆文化における韓流旋風とか…。オリンピックも、金メダル獲得数で韓国が5位内なのに、日本は10位内にも入っていない。韓国は先進国が得意としてきた種目でも金メダルをとり、国民はいきなり先進国になったような気分でいる。外国選手にもいいのがいるな、などと心に余裕も持ち始めている」

「そういう中で、日本に対して『なんだ』という気持も生まれている。日本がナショナリズムに傾き、韓国民にヘンな自信が生まれると、危うい。双方に自制、節制がなくなっていくのではないかと心配だ」

「国会議員レベルの韓日議員連盟もこのところ、機能していない。韓国でこの4月、総選挙があったので当然、メンバーを再構成しなければならないのだが、もう4カ月もたつというのに、それができていない。与党セヌリ党が会長を決めようとしない。あまり関心を持っていないようだ」

———日本軍「慰安婦」など過去の問題が再燃している。

「日本側は1965年の日韓条約ですべてが終わっているという。韓国側は個人の請求権は解決されていないという立場だ。政府間レベルでは終わったとしても、個人の権利に関する問題は終わっていない。韓国内では、韓日条約をもう一度見直そうという動きも一部に出ている。党のレベルにまでは至っていないが、そういう動きは国会議員の中にもある」
  (2012年8月7日、大阪市南区のホテルでインタビューをした)
      ◇
金大中平和センター日本後援会は、金大中さんの遺志を継いで朝鮮半島の南北の和解と協力だけでなく、東北アジア、さらには世界の平和のための活動を支援する目的でソウルに設立された非営利団体、金大中平和センター(李姫鎬理事長)に協力しようと今年6月、大阪で創立された。共同代表は、梁官洙氏のほか衆院議員の辻恵氏(民主党)、服部良一氏(社民党)、日本ユニセフ協会評議員の古野喜政氏ら。事務局幹事は姜朱実氏。

 


[ 2012/08/12 00:32 ] 波佐場 清 | TB(-) | CM(-)


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