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日曜新聞書評欄簡単レビュー:三室 勇

今週も日曜日恒例の新聞書評欄から。

日経――
松永桂子『創造的地域社会』(新評論、3000円)、評者の記載のない短評である。副題は「中国山地に学ぶ超高齢社会の自立」。人口減少と高齢化が進む中国地方の中山間地。スーパーやガソリンスタンドも消えつつあるのが現実だが、そうした地域に「小さな自治」「小さな産業」の芽が広がってきているという。創意工夫で、スーパーからデマンドバスまで運営する地域の企業体や有限会社による集落営農の組織をつくり、外出支援などサービスも提供する。地域住民が支え合いながら住みやすい地域を創造していく。行政依存から歩をすすめて、「超高齢社会の自立」に向けた様々な事例が紹介されている。そうしたところでは女性の起業家が力を発揮しているというのも頼もしい限りである。

毎日――
E・ゴンブリッチ『若い読者のための世界史 上・下』(中公文庫、上800円、下700円)、評者・荒川洋治。著者は美術史家として著明な人物で多くの著作がある。その彼が25歳の時に書いた子どものための歴史書である。原始から第一次大戦までを書いている。若かった彼は仕事がなく、英語本の子ども向けの歴史の本のドイツ語訳を頼まれる。自分ならもっと良いものが書けるいって、短期間で書き上げたのが本書だという。ここには当時のヨーロッパの若い知識人がもっていた歴史観が読み取れるはずだ。評者は「ゴンブリッチ青年は、ひろいところで、歴史を書きたかったのだ。こうした総合的な意識と能力をもつ書き手は、いまの時代も、とても少ない」と書いている。
[ 2012/08/05 09:03 ] 三室勇 | TB(-) | CM(-)


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